内容説明
先住民族マオリの権利はいかに回復されてきたのか。ニュージーランドの二文化主義の背景となる植民地形成の歴史、二民族の国土とのかかわりをふまえて考察。
目次
ニュージーランドにおける二文化主義の背景
第１篇 先住民族と植民地化（ニュージーランドにおける先住民族の土地権と植民地の形成；ニュージーランド南島の植民地化とナイ・タフ族の土地喪失）
第２篇 復権要求と権利の回復（ナイ・タフ族の復権要求と回復された権利；南島におけるマオリ地名の復原問題；ナイ・タフ族と先住民族観光）
第３篇 先住民族と自然環境（ナイ・タフ族の伝統的資源利用と植民地化によるその影響；ナイ・タフ族によるテ・ワイホラの利用と管理；ナイ・タフ族による持続的資源利用と環境政策）
著者等紹介
原田敏治［ハラダトシハル］
１９４５年生まれ。１９７４年明治大学大学院文学研究科地理学専攻博士課程単位取得退学。修士（文学）。東海大学文学部文明学科教授を経て、同大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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