出版社内容情報
東アジア共同体をいかに創りあげていくのか?
長い歴史をもつこの共同体構想は、地理的範囲、経済格差、歴史和解という3つの問題を抱えていたが、いま情報革命の劇的な進展によって、いよいよ現実化の兆しがみえてきた。第一線で活躍する専門家たちが、具体的な公共政策、安全保障、共通通貨や歴史教科書まで、大胆かつ緻密にその未来図を設計してみせる意欲作。
序 いまなぜ東アジア共同体なのか
1部◎経済通商フェーズ
2部◎開発協力をつくる
3部◎公共政策を構築する
4部◎各国の地域共同体政略
5部◎アジア・アイデンティティへの道
内容説明
長い歴史を持つこの共同体構想は、地理的範囲、経済格差、歴史和解という3つの問題を抱えていたが、いま情報革命の劇的な進展によって、いよいよ現実化の兆しがみえてきた。第一線で活躍する専門家たちが、具体的な公共政策、安全保障、共通通貨や歴史教科書まで、大胆かつ緻密にその未来図を設計してみせる意欲作。
目次
1 経済通商のフェーズ(東アジア自由貿易体制をつくる;シナリオ分析による共通FTA戦略 ほか)
2 開発協力をつくる(環境問題と環境協力;エネルギー協力体制をどう構築するか ほか)
3 公共政策を構築する(共通農業政策をどうつくるのか;イノベーション・アジアの構想 ほか)
4 各国の地域共同体戦略(韓国の東アジア地域戦略;北朝鮮の核問題と経済改革―北東アジアの安全保障と経済協力にとって重要な意義 ほか)
5 アジア・アイデンティティへの道(人材交流移動とヒューマン・キャパシティーの構築;東アジア中間層の3つの役割 ほか)
著者等紹介
進藤榮一[シンドウエイイチ]
1939年生まれ。筑波大学名誉教授、江戸川大学教授、東アジア共同体評議会(CEAC)有識者議員。国際公共政策論
平川均[ヒラカワヒトシ]
1948年生まれ。名古屋大学大学院経済学研究科附属国際経済政策研究センター教授。アジア経済論、国際経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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