出版社内容情報
1970年代日本はどのように国際状況を把握し、協調的な国際環境の形成と緊張緩和に向け努力したのか。当時の外交の長所と限界を踏まえ、今後の日本の進路を考える。
第1章 「全方位外交」の胎動
外交的地平の拡大を求めて・1971年~73年
第2章 「全方位外交」の停滞
インドシナ社会主義化への対応・1974年~76年
第3章 「全方位外交」の展開
地域秩序の分極化の中で・1977年~78年
第4章 「全方位外交」の終焉
「西側の一員」への移行・1979年~80年
内容説明
1970年代日本はどのように国際情況を把握し、協調的な国際環境の形成と緊張緩和に向け努力したのか。当時の外交の長所と限界を踏まえ、今後の日本の進路を考える。
目次
第1章 「全方位外交」の胎動―外交的地平の拡大を求めて・一九七一~七三年(米中和解と冷戦対立構造の弛緩;米中和解の衝撃と新たな外交への模索―佐藤政権末期 ほか)
第2章 「全方位外交」の停滞―インドシナ社会主義化への対応・一九七四~七六年(ベトナム戦争終結後における秩序形成の模索;膠着化する日中・日ソ交渉―覇権問題の狭間で ほか)
第3章 「全方位外交」の展開―地域秩序の分極化の中で・一九七七~七八年(分極化が進むアジア;福田ドクトリンの表明―ポスト・ベトナム外交の確立 ほか)
第4章 「全方位外交」の終焉―「西側の一員」への移行・一九七九~八〇年(米ソ新冷戦時代の到来;暗中模索の対アジア外交―米・中・ソ・ASEAN・ベトナムの狭間で ほか)
著者等紹介
若月秀和[ワカツキヒデカズ]
1970年大阪府に生まれる。1993年同志社大学法学部卒業。1996年立教大学大学院法学研究科修士課程卒業。2002年立教大学大学院法学研究科博士課程卒業。2002年~2003年立教大学法学部助手。2003年~北海学園大学法学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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