出版社内容情報
戦後日本の「近代化」は人間の変革を柱に推進された。しかし、近代思想は即ち現代思想なのか。二人の学問・政治・歴史観を比較考察して「近代」の批判精神を考える。
目次
第1部 近代精神をめぐって(戦後日本の「近代主義」―その人間像の現代的意義をめぐって;カール・レーヴィットと戦後日本の「近代主義」―近代の超克問題をめぐって)
第2部 批判精神をめぐって(カール・レーヴィットの批判精神;批判精神の二つの形―レーヴィットと丸山の学問観と政治観をめぐって)
附論 カール・レーヴィットと丸山真男―その比較研究の意味について