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内容説明
「客先で起きた障害をいかに迅速に解決するか」は、最近特に求められている品質保証の課題であると思うのです。このような品質保証のための技術が、トラブルシューティング技術なのです。また、技術者にとってトラブルシューティング技術は、品質問題を抱え込むことから発生するストレスの解消技術です。顧客のため、事業のため、自分自身のために身に付けておくことが必要不可欠な技術です。著者の開発業務経験から身に付けた7つの方法を解説します。
目次
第1章 トラブルシューティングからは逃れられない組込みシステム商品の開発現場(品質を上流で作り込めといわれても100点満点はとれない;そううまく客先での障害は再現してくれない;トラブルシューティングは厄介で疲れるもの;ハード/ソフトとこだわらず論理的な分析が勝負の決め手)
第2章 障害状況と実力に応じて使い分けるトラブルシューティング技術の極意(トラブルシューティング技術には7つの方法がある;勘と経験による方法 ほか)
第3章 実際にトラブルシューティング技術を使い分けて解決した障害の紹介(結合検査で起きた設計問題と海外の他社製品による障害;出荷後設置直後に起きた客先での設置工事による障害;客先である期間使用後に起きた営業対応による障害)
第4章 ほっておいては解決しないトラブルシューティングをマネジメントする極意(どの方法から手をつけるか、実力に応じたトラブルシューティング技術の使い分け;開発部門・品質保証部門の管理者に役立つトラブルシューティング指導セオリー)
第5章 質問がよくでるトラブルシューティング技術の気になる点を解説(ハードウェアでもソフトウェアでも適用できる?;トラブルシューティングの初動対応と発生現象確認のポイントは?;仮説設定法で使うFTA資料の作成方法は?;トラブルシューティングの事後処理は?)
著者等紹介
金子龍三[カネコリュウゾウ]
1970年東京工業大学大学院修士課程修了。専攻、経営工学。同年日本電気(株)入社。情報システム設計、組込みソフト開発およびマネジメントを担当。1981年日本電気テレコムシステム(株)出向。技術部門長兼TQC推進担当。1988年日本電気(株)伝送・ソフトウェア開発部長に就任し、大規模組込み商品統合プロジェクトマネジメントを担当。その後、開発本部長等歴任。1999年日本電気テレコムシステム(株)出向。取締役、技術管理本部長就任、TQM推進担当。2000年(社)日本品質管理学会から品質管理推進功労賞を受賞。2003年市場創造のための品質保証の研究を行い(社)日本品質管理学会から品質技術賞を受賞。日本電気通信システム(株)執行役員に就任。現在、同社品質担当役員、PMO、NCOS技術研修所長。東京農工大学客員教授、電気通信大学非常勤講師。(財)日本科学技術連盟他で原因分析、デザインレビュー、プロジェクトマネジメントセミナー講師。(社)日本品質管理学会代議員元理事、日本信頼性学会元副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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