目次
基礎編(統計と人生;数字のグループを取り扱う;ばらつきのスタイル;ばらつきの法則;見本で全体を推定する)
応用編(実験は楽しく有効に;故障と寿命;ぺてんにかかりそうな統計;統計の大学院)
娯楽編(パチンコの統計;野球の統計;競馬の統計)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
14
古本屋で購入。最近、仕事でデータ分析を行う機会も増えてきましたが、やはり必要なるのが学問的基礎。。。そこをじっくり鍛えるために本シリーズを読み始めてますがとても分かりやすく、さらに合間合間の小噺が面白い一冊。続編も読み進めます。2017/12/02
放蕩長男
10
なんと、そろそろ第1刷から半世紀立つという、統計学読本の名著。大村さんがいなかったら、私は統計学できないまま、QC検定に手も足も出なかったのだろうな、と思うと、ただただ感謝の念がこみ上げてきます。大学時代に出会っていれば、確率統計学の単位、落とさなかっただろうに。 今度試験を受ける知り合いに貸す事にしたので、その前に再読しました。2016/09/06
OjohmbonX
5
会社で英語と統計の能力を試される機会が前触れもなくやってきて、平均と標準偏差を出すしか能のない自分が悲しくて、高専の確率統計の教科書を読み返したら、「どうして今この話をするのか」の説明があまりに無さすぎてつらくて、本書を買ったら素敵だったんだ。身近な数字に対してこの手法だとこういう結論だけど別の手法だと違う結論になって、その違いの意味を教えてくれるから相対化できる。結局ツールの限界を理解しない限りツールは使えないからね。著者は航空自衛隊のトップを退官した後にこのシリーズを32冊書いてて、完全に異常者です。2017/02/08
しんしん
4
「10月10日の夜7時30分に、銀座2丁目の四つ角で・・・」というかわりに、「お月様が丸くなった夜、潮がいっぱいに満ちた頃、あのやしの木かげでお逢いしましょう」というとものすごくロマンチックだな。 統計の本なのにそこに惹かれてしまった。 内容は非常にオーソドックスに統計の初めの部分をできるだけ優しく解説している感じがします。2015/07/16
駒場
3
今の時代じゃ笑えないおっさん的性差別ギャグなどがある以外は良書(版を重ねるときに再検討してくれんか)。平均、分散といった基礎からカイ検定まで易しく網羅。統計の教科書にありがちな「Aの定義はこの数式、Bの定義はこの数式」という列挙にならず、例を挙げながら平易に解説しており、大学教養の統計やる前の一冊という感じ。2022/01/31