内容説明
本書は、従来の財務の本にはない工夫を施している。１つ目は、財務の素人にもわかるように、基本からていねいに説明する、直感的にわかるように図解する、曖昧な理解で終わらせないように計算式で証明する、という三位一体の構成になっている。２つ目は、戦略と財務の関わり合いを肌でつかめるように、第３部で架空企業の財務を駆使した戦略展開の物語を描いている。
目次
第１部 価値の諸概念（価値とは何か；株主重視ｖｓステークホルダー重視；キャッシュフローｖｓ会計上の利益；資本コスト；投下資本；価値の創造ｖｓ価値の増大；株主価値ｖｓ企業価値）
第２部 価値の評価法（価値評価法の分類；ＤＣＦ法によるＰＶ、ＮＰＶとＩＲＲ；ＤＣＦ法準拠の評価法と指標；市場価格を用いた評価法；オプション価格モデルの応用；相対価値による価値評価法；資本効率を測る指標）
第３部 財務指標の戦略への応用（バリュー・マッピングによる企業戦略の方向づけ；バリュー・ドライバー分析による事業戦略の方向づけ；戦略代替案の評価；Ｗ社の戦略展開と価値増大）
