内容説明
川の右岸を通すか左岸を通すかの大政争…反対派を嘘で呼び出しそのスキに新線可決…わずか13キロの路線に5つの鉄道事業者がひしめいた炭鉱地帯…元国鉄担当記者が明かす史実と滑稽噺164本。
目次
1 九州に初めて汽車が走った区間の話―現・鹿児島本線博多~久留米間
2 博多から上り側に延びた区間の話―現・鹿児島本線博多~門司港間
3 久留米から九州南端まで延びた線などの話―現・鹿児島本線久留米から鹿児島間他
4 鳥栖から分岐して長崎まで延びた線の話―現・長崎本線、佐世保線、大村線他
5 佐賀・長崎県内のその他の線の話―現・唐津線、筑肥線、松浦鉄道他
6 日豊本線とその支線などの話―現・日豊本線、吉都線、日南線、宮崎空港線他
7 九州を横断する二つの鉄道と支線の話―現・久大本線、豊肥本線他
8 炭鉱地帯の鉄道(1)筑豊本線などの話―現・筑豊本線、後藤寺線、元・室木線他
9 炭鉱地帯の鉄道(2)篠栗線などの話―現・篠栗線、香椎線、日田彦山線他
著者等紹介
弓削信夫[ユゲノブオ]
昭和7年生まれ。元フクニチ新聞記者。17年にわたり国鉄九州総局記者クラブに在籍し、九州の鉄道を取材。鉄道友の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オサム兄ぃ
5
版元は「ペコロスの母…」でヒットを飛ばした地方紙。地元ならではの九州と鉄道への愛と、トリビアに溢れた一冊は450頁超の厚さながら、どこから・いつ読んでもよい自由さ。飛行機や新幹線じゃ味わえない、ガタン・ゴトンと列車の揺れに身を任せて進む旅の楽しみに満ちている。時折挿入されるアーカイブ由来の写真も興味深く、フミヤくんから高倉健まで取り上げられる地域の人物の趣味が適度に「俗」なのも愉快。あー関門海峡を越えるブルトレの寝台でのんびり読んだらどれだけ幸せだっただろう、と叶わぬ旅愁に身悶えしたのでありました。2015/01/05
ハリー
4
おもしろかったです(^-^)プチ鉄オタな私(笑)にとって、まさにバイブルな本でした。2014/09/15
merinido7
0
興味深く読みました。2014/07/18
msugimo
0
近所の路線の歴史・うんちく等、雑学の勉強です。2014/06/22
NGT
0
鉄道ファンなら絶対読みたい!九州の鉄道の歴史を網羅した1冊。