大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法

大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法

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  • サイズ A5判/ページ数 55p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784816605062
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0037

出版社内容情報

深い悲しみを抱く子どもたちをどうしたら手助けできるでしょうか。
あなたの身の回りに、父親や母親、または両親の代わりにお世話をしてくれる人、あるいは兄弟、姉妹、友だちなどの死を経験した子どもがいたら、あなたはどうしたらその子の力になれるのか。

1    話を聞こう
2 ただ聞くだけではなく気持や表現を感じとろう
3 正直でいよう。子どもに決してうそをつかないで
4 答えにくい質問にもちゃんと答えよう
5 可能な限り子どもに選択のチャンスをつくってあげよう
6 子どもの生活習慣、表現方法、日課を理解しよう
7 亡くなった人についての話を積極的にする機会を与えよう
8 子どもが安心して悲しめる環境を整えよう
9 どのような気持にもなりうるし、なってもいいと知っておこう
10 正しいグリーフ過程(○○)というのはない
11 悲しみ方は人それぞれちがうことを理解し尊重しよう
12 クレヨン、ペン、鉛筆、絵の具、チョークなどを取り出そう
13 走ろう!飛び跳ねよう!遊ぼう!(エネルギーや感情を発散する方法を見つけよう)
14 子どものために健全な悲しみ方の良いお手本になろう
15 子どもを抱きしめるときは、子どもに抱きしめてよいか確認してから
16 気長に取り組もう
17 子どもの機嫌が悪くても同じように支えよう
18 年齢より子どもっぽく振舞う子どもがいることを知っておこう
19 年齢より大人っぽく振舞う子どもがいることを知っておこう
20 健康に注意し、規則正しく食

深い悲しみを抱いている子どもたちのために設立されたダギーセンターでは、1982年から何千人もの幼児、子ども、青少年たちとかかわってきました。彼らを通してわたしたちは子どもたちにとって悲しみを癒すためにはどんなことが役立ち、役立たないかを学んでいます。また、子どもの親や学校の先生などから子どもたちを手助けしたいがどうしたらよいのかよくわからない、という声を毎日のように聞いています。そうした声に応えるため、わたしたちは子どもたちから学んだことのもっとも重要なテーマを集め、ガイドブックを作成しました。このガイドブックが簡潔で実践的なのは、すべての情報が深い悲しみのなかにいる子どもたち、10代の青少年たちの体験から得たものだからです。
私たちが子どもたちから学んだことのなかでもっとも大切なことのひとつは、人はそれぞれ皆悲しみ方がちがうということです。文化的、宗教的背景、個々の家族背景、または個人の性格のちがいなどによって、ひとりひとりの悲しみ方はちがいます。このガイドブックにある情報があなたの状況にあてはまるとは限りません。あなたにとって役立つもの、参考になるものを利用してください。わからないときは、子どもたちに何が役立

内容説明

このガイドブックは大切な人を亡くした子どもたちを支えるシンプルで実用的な35項目の紹介です。本書はダギーセンターに来た子どもたちやその家族から学んだ話、提案、見識にもとづいたものです。例えば、・年齢や発育レベルのちがう子どもたちの行動や表現・子どもたちが安全に自分の考えや感情を表現する方法・お葬式や命日、祝日など、深い悲しみを感じる時にどのようなサポートができるかといったことについて説明しています。

目次

話を聞こう
ただ聞くだけではなく気持や表現を感じとろう
正直でいよう。子どもに決してうそをつかないで
答えにくい質問にもちゃんと答えよう
可能な限り子どもに選択のチャンスをつくってあげよう
子どもの生活習慣、表現方法、日課を理解しよう
亡くなった人について話す機会を積極的につくろう
子どもが安心して悲しめる環境を整えよう
どのような気持にもなりうるし、なってもいいと知っておこう ショック、悲しみ、気持の麻痺、怒り、安堵…
正しいグリーフ過程(悲しみを癒す過程)というのはない〔ほか〕