内容説明
本書は、相めてベイズ理論を学ぶ人を対象に、基礎の基礎から解説しました。できるだけ、難しい「数学」や「統計用語」を用いず、理解しやすい「イラスト」と「日本語」の解説でベイズ理論のエッセンスを紹介します。
目次
第1章 ベイズ理論の考え方
第2章 ベイズ理論のための確率入門
第3章 ベイズの定理の基本
第4章 ベイズ理論の応用
第5章 ベイズ統計学のための準備
第6章 ベイズ統計学入門
著者等紹介
涌井良幸[ワクイヨシユキ]
1950年東京生まれ。東京教育大学数学科を卒業後、教職に就く。現在、渋谷教育学園幕張中学校・高等学校数学教諭を務め、コンピュータを活用した教育法や統計学の研究に専念
涌井貞美[ワクイサダミ]
1952年東京生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通、神奈川県立高等学校教員を経て、サイエンスライターとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
18
この著者の本は図解のほうも読んでいて読みやすかったのでこの本も手に取ってみました。もう少し詳しい感じになっていますが、私には何かもう少しという感じが残りました。例題も別物にして問題を多くしてもらえたらと感じました。2014/06/28
calaf
17
一通り、従来の確率論や統計学を知っている人向けに、ベイズ理論/定理/統計を解説した本。従来との違いを強調してあって、従来のものを知っている人には分かりやすくなっている。個人的には、これまで読んだベイズ関係の本や解説の中で最も良かった/分かりやすかったです!2017/05/13
犬こ
11
大半が確率の説明。確率の式に触れるなど、高校以来だけれども意外に入りやすく、あれ確率ってこんなシンプルだっけ?と説明が分かりやすかったです。しかし後半、確率に統計学が加わると、やっぱり難しい(^^;)2015/03/01
エリナ松岡
9
丁寧な説明でとても分かりやすいのと、学習内容が定着するように工夫してあってとても良かったです。終盤にあるベイズ統計が個人的にちょっと消化不良気味ですが、元々抽象的な難しいことを扱っているのでこれ以上の易しい説明はないのかもしれません。また、本書のおかげかベイズ自体の面白さがわかったのも良かったです。それにしてもベイズは本当に高校数学の範囲?全く記憶にないけど歴史の授業での近現代と一緒で授業でやりきれなかったのか、寝てたのか。2016/02/08
オザマチ
9
「ベイズはスパムフィルタに使われているらしいけどよく分からない」「機械学習の本が難しすぎる」「統計的機械学習の実装を見ても、理論が難しくてよく分からない」という人に。2013/12/15