CDでわかる音楽の科学

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816347771
  • NDC分類 761
  • Cコード C0073

内容説明

本書では、大きさや高さなどの音の基礎から解説をはじめ、メロディ、ハーモニー、リズムなどはもちろん、音階や音律、長調、短調、協和音、不協和音などの音楽の構成要素をひとつずつ解き明かしています。また、さまざまな楽器が奏でる音色の違いをとりあげ、コンサート・ホールでの音の響きを研究し、さらには、音楽を手軽に楽しむためのオーディオ機器のしくみまでを、くわしく丁寧に解説しています。

目次

第1章 音楽はどうやって私たちの耳に届くのか―音の科学(音とは?―音は物体の運動で発生し、空気の振動で伝わっていく;音の伝わり方―音は縦波で伝わる ほか)
第2章 音楽を作るもの―音楽の科学(音楽の3要素+音色―メロディ、ハーモニー、リズムとそれに彩りを与える音色;メロディはつながって聞こえる―音の群化がメロディを作る ほか)
第3章 音楽を奏でる―楽器の科学(楽器の分類―楽器はどのように分類されているのか?;管の共鳴―管楽器の共鳴と倍音の出るしくみ ほか)
第4章 音楽と響き―コンサート・ホールの科学(音楽と響き―ホールの「響き」が音楽を仕上げる;残響―響きのデザインへの挑戦 ほか)
第5章 音楽の楽しみ方と技術革新―オーディオの科学(オーディオの歴史―人間と音楽とのかかわり方を変えた技術の発展;蓄音機からレコード再生機へ―オーディオ技術の変遷 ほか)

著者等紹介

岩宮眞一郎[イワミヤシンイチロウ]
九州大学大学院芸術工学研究院教授。九州芸術工科大学専攻科修了、工学博士(東北大学)。九州芸術工科大学芸術工学部音響設計学科助手(音響設計学科)、助教授を経て、教授。九州大学との統合により現職。専門領域は、音響工学、音響心理学、音楽心理学、音響生態学。音の主観評価、音と映像の相互作用、サウンドスケープ、音のデザイン等の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

№9

25
面白かった!難しかったが。音の鳴り方や聞こえ方に始まって、音と音楽に関する科学的知見を、1トピック二頁で左頁に解説、右頁にイラストで展開する。しかしそこは「音響学」という学際的な研究がベースになっている以上、難解さは避けられない。例えば、聴覚には24のフィルターがあり、聴こえてくる音の周波数分析をそこで行い、その周波数スペクトラムから様々な音色の違いを知覚している(-。-;なんていう記述には目を白黒させるばかりだ。しかし新たに獲得する「知識」は、それまでの世界を違うものにきっと見せてくれるだろう(-_^)2014/12/30

mazda

21
音の基礎的なことから、スケール、音圧など、細かいことがたくさん書いてありました。専門的に読んでみたい人向けかも知れません(僕には少し難しい感じでした)。2014/12/13

madofrapunzel

4
★★★★☆ 面白い本だと思います。だけど、僕が探していたのは、音楽の基礎知識に始まり、どうやったら<新しい音楽>を生み出せるかの理論本だったので、やっぱり楽典とかそういうのに戻るしかないのかな…。 本書は、科学的な見地(特に音響学、音響心理学)から音楽を考察する、ベーシックなものです☆ 2011/06/21

_k_m_k

3
音楽に関する科学的な知識が広く浅くまとめられている。 話題の視点やジャンルが実に豊富で読んでいて飽きなかった。 とりあえず音楽に関して一通り知りたい人は読んだ方が良い。2011/02/11

tadashi

3
部分読みしたので、全部読んだわけではありません。 初音ミクが紹介されてて笑ったw2011/01/24

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