内容説明
本書では、大きさや高さなどの音の基礎から解説をはじめ、メロディ、ハーモニー、リズムなどはもちろん、音階や音律、長調、短調、協和音、不協和音などの音楽の構成要素をひとつずつ解き明かしています。また、さまざまな楽器が奏でる音色の違いをとりあげ、コンサート・ホールでの音の響きを研究し、さらには、音楽を手軽に楽しむためのオーディオ機器のしくみまでを、くわしく丁寧に解説しています。
目次
第1章 音楽はどうやって私たちの耳に届くのか―音の科学(音とは?―音は物体の運動で発生し、空気の振動で伝わっていく;音の伝わり方―音は縦波で伝わる ほか)
第2章 音楽を作るもの―音楽の科学(音楽の3要素+音色―メロディ、ハーモニー、リズムとそれに彩りを与える音色;メロディはつながって聞こえる―音の群化がメロディを作る ほか)
第3章 音楽を奏でる―楽器の科学(楽器の分類―楽器はどのように分類されているのか?;管の共鳴―管楽器の共鳴と倍音の出るしくみ ほか)
第4章 音楽と響き―コンサート・ホールの科学(音楽と響き―ホールの「響き」が音楽を仕上げる;残響―響きのデザインへの挑戦 ほか)
第5章 音楽の楽しみ方と技術革新―オーディオの科学(オーディオの歴史―人間と音楽とのかかわり方を変えた技術の発展;蓄音機からレコード再生機へ―オーディオ技術の変遷 ほか)
著者等紹介
岩宮眞一郎[イワミヤシンイチロウ]
九州大学大学院芸術工学研究院教授。九州芸術工科大学専攻科修了、工学博士(東北大学)。九州芸術工科大学芸術工学部音響設計学科助手(音響設計学科)、助教授を経て、教授。九州大学との統合により現職。専門領域は、音響工学、音響心理学、音楽心理学、音響生態学。音の主観評価、音と映像の相互作用、サウンドスケープ、音のデザイン等の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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№9
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