内容説明
ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、過給技術、ハイブリッド、CO2削減、吸気量、排気量、エネルギー効率、ダウンサイジング、HCCI、そして未来のエンジンなど、エンジン設計の第一人者が本音で語る真髄と課題。
目次
1 エンジンはなぜ動くのか?
2 最新ディーゼルのすごい実力
3 ガソリンエンジン技術の最新動向
4 過給の最新技術
5 CO2排出を削減する技術
6 ダウンサイジングの実例と課題
7 HCCIと未来のエンジン技術
8 歴史に刻まれるエンジンの設計
著者等紹介
畑村耕一[ハタムラコウイチ]
1949年広島生まれ。工学博士、技術士。東京工業大学修士課程修了後、東洋工業(現・マツダ株式会社)に入社以来26年間、ハイブリッド(ディーゼルエンジン+電動機)、ディーゼルエンジン、V型6気筒ガソリンエンジン、ミラーサイクルエンジン、排気ガス対策システムほか、低公害・低燃費を目指して自動車用原動機の研究開発に携わってきた。ユーノス800のミラーサイクルエンジン開発の中心人物だった。2001年に独立して(株)畑村エンジン研究事務所を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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C-biscuit
10
図書館で借りる。この本は自動車エンジンの最新の状況がわかる本になっている。残念なのは、2009年の本であり、10年前の情報である。そう思うとこの10年で色々進化や環境が変わったような気がする。我が家がマツダ車なのもあり、マツダのクリーンディーゼルがまだ発売されていない時期でもある。もちろんフォルクスワーゲン社の不正問題もない。ハイブリッドがスダンダードになるとの予想でもあったが、世界が一気にEVにシフトし始めており、変化が早い状況も確認できる。細かな技術も詳しく書かれており、改めてわかったこともあった。2020/09/28