内容説明
現在のコンピュータはフォン・ノイマンによって提唱された、0、1の2進数で計算するノイマン型コンピュータです。近年、多くの研究者が、量子力学の原理に基づく量子コンピュータの研究を進めています。量子コンピュータでは、1であって0でもある、量子重ね合わせ状態をそのままデータとして取り扱えるので、膨大な量の計算が可能になります。本書は量子コンピュータの理論や、現在その開発がどこまで進んでいるのか、どういったことが可能になるのかについて、できるだけわかりやすく解説した入門書です。
目次
1 量子コンピュータ概論
2 現状のコンピュータとその限界
3 量子コンピュータはこうして生まれた
4 量子計算
5 量子コンピュータの論理構成
6 量子コンピュータの物理構成
7 量子コンピュータで何が変わるのか?
著者等紹介
西野哲朗[ニシノテツロウ]
UEC(電気通信大学)教授。1959年生まれ。1982年早稲田大学理工学部数学科卒業。1984年同大学院理工学研究科博士前期課程修了。同年日本アイ・ビー・エム株式会社入社。1987年東京電機大学理工学部情報科学科助手、1992年北陸先端科学技術大学院大学助教授、1994年電気通信大学電気通信学部助教授を経て、2006年より同教授。理学博士。回路計算量理論、量子計算量理論、計算論的学習理論などの研究に従事。1995年情報処理学会Best Author賞受賞。1998年人工知能学会研究奨励賞受賞。情報処理学会、日本ソフトウェア科学会、人工知能学会、日本数学会、ACM、IEEE、EATCS各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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