内容説明
CPU(Central Processing Unit「中央処理装置」と訳される)は、パソコンだけでなく、エアコンや炊飯器など、驚くほど身近な機器に搭載されています。そのような機器になぜ、CPUが必要なのか。それは、CPUに仕事(処理)をする能力があるからだ。ただの石のように見えるCPUにどうして仕事ができるのか。本書ではその原理を解説している。はじめは簡単なことしかできなかったCPUが、いろいろなことができるようになった。その発展の歴史も掲載。そして、CPUがより高速に処理を行えるように考えられた、驚くべき技術についてもしっかり解説。
目次
1 CPUとは何か(CPUって何だろう―生活の必需品「CPU」;コンピュータとCPU―CPUの動作は単純 ほか)
2 マイクロプロセッサの歴史(コンピュータの歴史―バベッジとブールの貢献;CPUは論理回路でできている―ブール代数と論理演算 ほか)
3 CPUの基本(4004はどんなCPUか―CPUの中身を見てみよう;4004のレジスタ―レジスタの構造はCPUの個性 ほか)
4 CPUの発展(8ビットCPUの世界―画期的CPU「8080」;パソコンの誕生―ビル・ゲイツの出会い ほか)
5 CPUの高速化技術(CPUを速くする方法―×86アーキテクチャの高速化;パイプライン処理とは―パイプに命令を流し込む ほか)
著者等紹介
山田宏尚[ヤマダヒロナオ]
1962年生まれ。1986年名古屋大学工学部機械工学科卒業。1991年名古屋大学大学院博士課程修了。工学博士。ドイツ・アーヘン工科大学客員研究員、名古屋大学工学部講師を経て1994年より岐阜大学工学部助教授。メカトロニクス、フルードパワー制御、画像処理工学、バーチャルリアリティなどの教育・研究に従事
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感想・レビュー
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sosking
LibraBee!
oko1977
のCPUを歴史順に解説した本。インテルCPUは4004→8080→80816→80286→80386→Pentium→Pentium2となりここからはPC系のPentiumとワークステーション系のIteniumと分かれる。
CPUの歴史はプロセスルールの向上と2008/06/10
わたあめ