内容説明
中国のみならず、日本、さらには西洋にまで伝えられてその戦争史に大きな影響を与えてきた『孫子』。また、『孫子』は軍事を超えて、人生哲学の書としても読み継がれている不朽の古典でもあります。本書は『孫子』全１３篇を読み下し文を交えながらわかりやすく解説しています。
目次
孫子の基礎知識
計篇
作戦篇
謀攻篇
形篇
勢篇
虚実篇
軍争篇
九変篇
行軍篇
地形篇
九地篇
火攻篇
用間篇
著者等紹介
水野実［ミズノミノル］
１９４８年、東京都大田区に生まれる、１９７２年、早稲田大学第一文学部卒業、１９８０年、早稲田大学大学院博士後期課程修了、早稲田大学第一文学部非常勤講師を経て、現在防衛大学校人間文化学科教授。専門は中国哲学（特に近世）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
11
流石図解雑学。何冊か孫氏の兵法に関する書籍を読んできましたが全体を俯瞰する面ではこの本最良でした。十三編各々がどういうことを言わんとしているか把握でき感謝です。2016/04/22
ゴジラ 芹沢
1
やっぱりこのシリーズ入門用に優れている。 重要なことの概略に近いので何時か孫子の兵法を全文読んでみたい2018/12/16
なお
1
こちらとあちらで反対のことを言っているような所もあり著者もバランスが大事と言っていたが知らないの人には一部だけ伝えてそれが正しいように思わせる危険性があると感じた。敵地へ攻めた時、補給線が大変になるので現地調達が望ましいとしていたが、それは民間人から強奪することを推奨しているのか軍事施設だけなのか気になる。2017/01/05
taipoi
1
前半は発想次第で現代の生活にも役立つかも。後半は主に戦争の仕方。雑学。2011/03/29
どりたま
1
孫子の兵法はこれが3冊目。入門書より少し上のレベルだと思います。孫子の兵法を現代に応用すればという記述はなく、孫子を分析した雑学書です。全13篇を230ページ（半分は絵なので実質115ページかな？）で説明しているので、少しわかりにくい部分もありましたが、かなり踏み込んだ解説もあったりして面白かったです。図解なので、最初に図だけを見てから本文を読むとわかりやすいと思います。2010/08/05
