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図解雑学 哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816330261
  • NDC分類 100
  • Cコード C0010

内容説明

「自分はいったいどこから来たのか?」「自分は一体何なのか?」哲学者たちが問題にしてきた事柄を煎じ詰めれば、ほぼそのような問いに落ち着きます。現実の自分のあり方が把握しきれずにもどかしい思いをしている人は、同じような問題について頭を悩ませてきた哲学者たちが何を考えていたかを、知りたいと思うことでしょう。本書は、「哲学とは何か」といった問いをはじめ、西洋哲学史、東洋思想史において重要な哲学者や思想家の考えを、できるだけ明快、公平、平易かつコンパクトにまとめました。専門用語はほとんど使いませんでした。本書を通して、自分の哲学を考える手がかりを見出してください。

目次

序章 哲学とは何だろう
第1章 古代の哲学―ギリシャとヘレニズムの哲学
第2章 中世の哲学―哲学と神学の調和
第3章 近世の哲学―「私」中心の哲学
第4章 哲学の「近代」―近代哲学の完成
第5章 「近代」の動揺―現代思想の三統領
第6章 不安の時代―現象学・実存主義など
第7章 合理性の再構築―言語分析と科学哲学
第8章 近代からの脱出―構造主義から新たな潮流へ
第9章 東洋思想―「無我」の思想
終章 われわれと哲学

著者等紹介

貫成人[ヌキシゲト]
1956年、神奈川県生まれ。1980年東京大学文学部哲学科卒業。1985年東京大学大学院人文科学研究科中退。埼玉大学教養学部助教授を経て、現在、専修大学文学部教授。現象学、歴史理論、舞踊美学が専門
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やきおにぎり

10
倫理学習の助けになった。読みやすく、分かりやすいので、入門書としてオススメ。このシリーズの他の本も読んでみたい。2013/12/31

keint

4
中学生時代に読んだ。西洋哲学史が中心だったが、中学生でも理解できるように解説・図示されていた記憶がある。

ぴーたろー

4
哲学入門として、各章のイントロダクションと、興味ある分野だけ読んだが、図解も含み一項目見開き2ページで、読みやすかった。特に時系列的な時代との関係と流れがよくわかって、哲学が立体的に見えてきた。哲学の本は縦書きが多いなか、横書きなのもありがたい。この手の横書き見開き図解シリーズは、入門として全体を俯瞰するのに、これからもお世話になると思う。2015/07/31

きぬりん

2
著名な哲学者の思想を、左頁に解説文、右頁にその図解を添えて見開き2頁で紹介。その構成は、古代ギリシア、中世、近世、近代、現代、東洋(含日本)とオーソドックスだが、取り扱われる哲学者の数は類書に比べて多く、分析哲学にも1章が割かれている。 各章の冒頭では、その時代に大きな照明が当てられた問題や、各哲学者間の関係などがきちんと説明されており、読者に対して思想の流れや俯瞰的な見取り図を理解させるための配慮が行き届いている。最終章でテーマ別のまとめがあるのも出色。物足りない記述もあるがとっかかりとしては悪くない。2020/07/29

sonohey

2
おもしろかった。もし、一生哲学をやるなら、探求すべきテーマはなんだろうか。極論すれば今生きていることと、いつか死ぬこと以外には何の知識もなく、そのくせ他人の評価を気にしてばかり。退屈で窮屈でくだらない日々と労働を引き受けても、ここじゃないどこかを思い描いてはアルコールをくらって寝てしまう。理想の宮殿を築いたって1000年後には跡形もない。それでもなお、生きている/生きていく自分を、私を、我を、己を一片の曇りなく肯定したい。ソクラテス、スピノザ、カント、ウィトゲンシュタイン達から私に連なるものはそれだろう?2017/06/12

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