内容説明
私たちは毎日、多くの人と関わり合って生きています。その中で見られる心理的な現象や関係を、数々の観察や実験の結果をもとに、科学的に明らかにしようとする学問が社会心理学です。本書では、「他者理解」といった個人レベルの心理から、恋愛も含まれる対人レベルの心理、会社などの組織内に見られる集団レベルの心理、「デマ」や「流行」に代表される社会レベルの心理まで、身近で具体的な例を紹介しながら、社会心理学についてわかりやすく解説しています。
目次
序章 社会心理学とはどんな学問か
第１章 個人レベル
第２章 対人レベル
第３章 集団レベル
第４章 社会レベル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帯長襷
3
古い本ではあるけれど、基礎的な知識をさらうには悪くない。括りを規模（個人、対人、集団、社会）別に大きく見ていくのもわかりやすい構成だと思う。1つ1つには知っている考え方（吊り橋効果とか攻撃的手掛かりとか）があっても、まとまった量を俯瞰することはあまりないかもしれないので、偏った分野だけにならないという意味でも入門としてよかった。2019/01/12
伊崎武正
2
とても興味のある分野だがよく知らなかったのでとても本書は役立った。初心者にはいいと思う。2016/07/17
にこにこ
2
図解雑学○○心理学シリーズの中では、そうだったのか！みたいなのがなかったなあ。ビジネス書である程度ふれられているような内容だからか？2015/09/23
MasakiZACKY
2
社会心理学に軽く触れることができる一冊。個人、対人、集団、社会の4つのレベルから話を展開している。図解雑学シリーズさすがの分かりやすさで、社会心理学がどういったテーマを扱うのか、気軽に知ることができた。内容を記憶しなくても、より知りたい興味がわけばオールOK。社会心理学ということで、実際の生活で参考になりそうなこともちらほら。勉強の導入か、軽い読み物にどうぞ。2011/05/01
こじか
2
社会心理学を、個人・対人・集団・社会と４つのレベルに分けて概説されています。昨今のビジネス書やマーケティング本にも紹介されている理論を始め、身近な具体例をつかった分かりやすい説明を用いて社会心理学の理論が多数紹介されています。ただ、窓口が広すぎて、実際に自分が気になるトピックがなんなのか絞り込むような材料にすることはできませんでした。2009/12/05
