出版社内容情報
リヴィジョニズムを越えて。――「常識哲学」の建設者リードと、新しい幾何学を発見し
た科学者にして、ラディカルなユートピア論を構想した社会思想家リードの結びつきを
問い、リードの知的体系の総体とそれが内包する現代性を明るみに出すとともに、新し
い思想史の方法を拓いた力作。
目次:
第Ⅰ部 「トマス・リード」を読む
第1章 「忘れられた哲学者」
第2章 哲学的リアリズム、表象、失われた世界
第3章 リヴィジョニズムを越えて
第二部 平行線が交わるところで
第4章 科学する哲学者
第5章 道徳哲学と経験主義のユートピア
第6章 未完成な機械の中のゴースト
内容説明
「常識哲学」の建設者リードと、新しい幾何学を発見した科学者にしてラディカルなユートピア論を構想した社会思想家リードの結びつきを問い、リードの知的体系の総体とそれが内包する現代性を明るみに出すとともに、新しい思想史の方法を拓いた力作。
目次
第1部 「トマス・リード」を読む(「忘れられた哲学者」;哲学的リアリズム、表象、失われた世界;リヴィジョニズムを超えて)
第2部 平行線が交わるところで(科学する哲学者;道徳哲学と経験主義のユートピア―「貧しき者は奴隷と化し、あたかも重荷を背負う獣のように」;未完成な機械の中のゴースト―「コモン・センス」と「神」という名辞をめぐって)
付録 リードのテクストから
著者等紹介
長尾伸一[ナガオシンイチ]
1955年愛知県に生まれる。1987年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、名古屋大学大学院経済学研究科教授。京都大学博士(経済学)
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