出版社内容情報
「進化」し続けるジェット旅客機のしくみ
本書のテーマは「ジェット旅客機のシステム」です。特に、システムを制御するパネル(計器やスイッチなどが配置された操作盤)を操作したときに「システムがどのように作動するのか?」といったことに重点を置いています。また、アナログからデジタルが主流の時代になり、「制御パネルがどのように変化したか?」「その操作手順がどのように変化したか?」といったこともテーマのひとつです。
現在のジェット旅客機のシステムはスイッチやノブによる操作が必要なく、すべて自動で制御できるようになっています。しかし、初期のジェット旅客機のシステム制御は、手動による操作が基本でした。例えば、「電源を切り替えるときには親指と人差し指でスイッチをつまみ上げ、小指で周波数を調整しなければならない」など、職人的な技が必要な場合もありました。
本書で取り上げたのは、システムのほんの一部分に過ぎませんが、「ジェット旅客機のシステムにはどのようなものがあるのか?」を解説していきます。
内容説明
高度1万mを飛行するジェット旅客機のシステムを徹底図解!
目次
Gallery 日本の空を飾った旅客機
第1章 ようこそ「ジェット旅客機システム」の世界へ
第2章 操縦システム(フライト・コントロール・システム)
第3章 自動飛行システム(オートフライト・システム)
第4章 航空計器・ディスプレー・システム
第5章 ジェット・エンジンのしくみと制御システム
第6章 電気システム
第7章 油圧システム
第8章 エア・システム
著者等紹介
中村寛治[ナカムラカンジ]
元航空機関士。航空解説者。神奈川県横浜市出身。早稲田大学卒。全日本空輸にて30数年間、ボーイング727、747の航空機関士として国内の主要都市、世界10カ国以上、20都市以上の路線に乗務。総飛行時間は14,807時間33分。現在はエアラインでのフライト経験を生かし、実際に飛行機に乗務していた者から見た飛行機のしくみ、性能、運航などに関する解説や文筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takahide✈Yokohama
たかひー