内容説明
この家に私の居場所はない―。母親を亡くした高校生の結月は、父の再婚相手の家族と馴染めず、切なさと孤独を感じていた。そんな孤独を紛らわすために、真夜中とある公園にたどり着くが、そこには、なぜかひとり星を見上げる男子がいて…。リツと名乗る彼は、「泣きたくなったらここに来ればいい」と優しく涙をぬぐってくれた。次第に彼に心を開いた結月は、何度も彼に会いにいくが、彼と真夜中にしか会えないのには、切なすぎる理由があった。「結月を悲しませるすべてのものから守りたい」―。リツが本当に叶えたい願いとは…。10代の切ない葛藤がヒリヒリと迫る。読後、心が温かくなる、感動の青春恋愛小説!第4回野いちご大賞大賞受賞作品。
著者等紹介
月森みるく[ツキモリミルク]
長野生まれの千葉育ち。2012年『青空のむこうに』で書籍化デビュー。翌年『15歳のラビリンス』が第7回日本ケータイ小説大賞特別賞受賞、書籍化。2017年には、『未来日記 スクール・ナイトメア』が第10回魔法のiらんど大賞銀賞受賞、書籍化。(KADOKAWA刊)現在も「野いちご」にて執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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