100日間、あふれるほどの「好き」を教えてくれたきみへ

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  • サイズ B6判/ページ数 408p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784813790310
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

余命3カ月と宣告された高1の海月は、心細さを埋めるため、帰り道に偶然会ったクラスの人気者・悠真に「朝まで一緒にいて」と懇願する。海月はそのことを忘れようとするが、海月の心の痛みに気づいた悠真は毎日話しかけてくるように。「俺は海月と一緒にいたい」とストレートに気持ちを伝えてくれる悠真に心を動かされた海月は、一秒でも長く前向きに生きることを決意して…。ふたりのまっすぐな愛に涙が止まらない、感動の青春恋愛小説!!「第3回野いちご大賞」大賞受賞作!!

著者等紹介

永良サチ[ナガラサチ]
2016年『キミがいなくなるその日まで』で作家デビュー。現在は、ケータイ小説サイト「野いちご」にて活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Peter Rabbit@ポプちゃん大好きです

29
《あらすじ・感想》脳腫瘍をおっている高校生・海月。海月が余命宣告を受けたその日、ある男子高校生・佐原に出会い、一晩を過ごす。その日から、佐原は頻繁に話しかけてくるようになる。佐原はクラス中の人気者だったが、海月は空気のように薄い存在だった。誰とも関わらず死んでいきたい。そう思っていたが、佐原と出会い、海月はそう思うことが出来なくなっていってしまった。もっと佐原と一緒にいたい。気持ちが強くなるごとに余命が迫ってくるーー 感動でした。すごく切なく、ラストは号泣でした。(涙脆い私だけかもしれませんが)ぜひ一度。2022/08/27

しお

24
途中で、前にのいちごで読んだことあったのに気がついたけど、やっぱりよかった。海月が短い間でも「家族」と呼べる人たちと一緒に過ごすことができて、愛する人に出会えて、本当によかった。自分も、死ぬ瞬間にくいが残らないように、悲しいだけの死にはしないように生きたいと思った。2019/10/25

ねなにょ

21
図書館サイトに新着本とあったので借りてみた。多分『野ブタ。~』と『世界の中心で~』を合わせたような感じで、落ち込みそうだから「きっと挫折するだろうな」と覚悟していたけれど、一気に読んでしまった。海月ちゃんは可哀想だけれど、佐原悠真とその家族がとにかく良い! 読後感も悪くない。ただ、ちょっといくつか誤植が気になった。2020/10/30

稲荷

7
【再読】1年近く前に読んだ本。すごくお気に入り。家の事情で、何にも関心を示さない余命宣告をされた海月と、何となく毎日を過ごしてきた人気者の佐原の話。 後半は特に感動した。切ないけど、希望の感じる物語だったと思う。2020/04/06

Nori

3
脳腫瘍により余命幾ばくも無い女子高生が、一人の同級生と出会ったことをきっかけに実の父親や居候先の叔母家族と少しずつ向き合っていく物語。もっと早くという思いが登場人物の中にもあったのかもしれないけれど、それでも最期までに心を通わせられたのなら遅すぎたってことはないんじゃないかと思う。あと、主人公二人も好きだけど三鶴くんと美波の二人がすごくお気に入りです。2022/07/26

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