出版社内容情報
知られざるグーグルマップ誕生物語。キーホールの立ち上げからグーグルによる買収、世界的な成功を得るまでを描く。いまや、世界中の人たちの必須アプリ「グーグルマップ」の知られざる誕生物語が緊急翻訳出版!
著者は、グーグルマップの生みの親ジョン・ハンケの学生時代からの友人で同僚のビル・キルデイ。
ジョン・ハンケをして、「君が書くのはぴったりだと思う。そこにいて全部見ていたのだから」とまで言わしめるビル・キルデイが、ジョン・ハンケとの出会いからKeyhole社の立ち上げ、Googleによる企業買収、そしてグーグルマップが世界的な成功を得るまでの軌跡を描く。
本書は、前半(Googleに買収されるまで)と後半(Googleに買収されたあと)に分かれ、グーグルマップを支える技術の話はもちろんのこと、内部の人からしか見えないジョン・ハンケやGoogleの雰囲気が、筆者とジョン・ハンケ、Keyholeの個性豊かなチームメンバーとのやりとりなどを通じて、伝わってくる。また、Google創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンとのやりとりや、マリッサ・メイヤーとの確執など、多くのエピソードが挟み込まれていて臨場感も満載。
ジョン・ハンケが描いたビジョンからプロダクトが生まれ、成長し、Googleの元で世界中の人々に使われるようになった道のりは山あり谷ありで飽きさせない物語になっている。一方で、著者のビル・キルディが安定を求めるタイプで、起業やスタートアップに対して及び腰な姿勢なのも、ある意味、読者目線を代表する常識的な感覚で、親近感が感じられる1冊になっている。
ビル・キルデイ[著] 大熊 希美[訳][ビル・キルデイ]
著・文・その他
内容説明
倒産寸前の会社が描いた壮大な夢。世界を変えた地図。「Google Maps」誕生の軌跡。
目次
序章 出発点
目的地は?スタートアップ時代(スーパーマンみたい;パワーズ・オブ・テン;緑のフォルダー;ガス欠;状況分析室;カーテン裏;シリーズBかシリーズGか)
再計算―グーグルでの年月(ラッキーな気分;33名分の席;ディナーを賭けて;グーグルマップマニア;新しい業界の誕生;ハロー、グーグルアース;惑星のダッシュボード;青いドット;オッケー、グーグル。ここはどこ?;街での人気;4000杯のラテ;上空に新たなグーグルの目;グラウンドトゥルース・プロジェクト;ムーンショット完了、次は火星を目指して)
エピローグ ゲットできた?
著者等紹介
キルデイ,ビル[キルデイ,ビル] [Kilday,Bill]
地図と拡張現実におけるテクノロジーとゲームマーケティングの分野で25年のキャリアを積んだ。デジタル地図分野のスタートアップ、キーホールのマーケティングディレクターを務め、その後グーグルジオ部門ではマーケティング・リードとなる。在任中にグーグルマップとグーグルアースのローンチに携わった。現在はナイアンティックのマーケティングVPを務めている。8人兄弟の末っ子としてテキサス州ヒューストンに生まれ、現在は家族とテキサス州オースティンに住んでいる
大熊希美[オオクマノゾミ]
東京都生まれ。カナダとオーストラリアに計12年間在住。上智大学総合人間科学部心理学科卒業後、金融業界を経てスタートアップ企業に転職。その後ライター・翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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