NEVER LOST AGAIN グーグルマップ誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 463p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784813271604
  • NDC分類 448.9
  • Cコード C0034

出版社内容情報

知られざるグーグルマップ誕生物語。キーホールの立ち上げからグーグルによる買収、世界的な成功を得るまでを描く。いまや、世界中の人たちの必須アプリ「グーグルマップ」の知られざる誕生物語が緊急翻訳出版!
著者は、グーグルマップの生みの親ジョン・ハンケの学生時代からの友人で同僚のビル・キルデイ。

ジョン・ハンケをして、「君が書くのはぴったりだと思う。そこにいて全部見ていたのだから」とまで言わしめるビル・キルデイが、ジョン・ハンケとの出会いからKeyhole社の立ち上げ、Googleによる企業買収、そしてグーグルマップが世界的な成功を得るまでの軌跡を描く。

本書は、前半(Googleに買収されるまで)と後半(Googleに買収されたあと)に分かれ、グーグルマップを支える技術の話はもちろんのこと、内部の人からしか見えないジョン・ハンケやGoogleの雰囲気が、筆者とジョン・ハンケ、Keyholeの個性豊かなチームメンバーとのやりとりなどを通じて、伝わってくる。また、Google創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンとのやりとりや、マリッサ・メイヤーとの確執など、多くのエピソードが挟み込まれていて臨場感も満載。
ジョン・ハンケが描いたビジョンからプロダクトが生まれ、成長し、Googleの元で世界中の人々に使われるようになった道のりは山あり谷ありで飽きさせない物語になっている。一方で、著者のビル・キルディが安定を求めるタイプで、起業やスタートアップに対して及び腰な姿勢なのも、ある意味、読者目線を代表する常識的な感覚で、親近感が感じられる1冊になっている。

ビル・キルデイ[著] 大熊 希美[訳][ビル・キルデイ]
著・文・その他

内容説明

倒産寸前の会社が描いた壮大な夢。世界を変えた地図。「Google Maps」誕生の軌跡。

目次

序章 出発点
目的地は?スタートアップ時代(スーパーマンみたい;パワーズ・オブ・テン;緑のフォルダー;ガス欠;状況分析室;カーテン裏;シリーズBかシリーズGか)
再計算―グーグルでの年月(ラッキーな気分;33名分の席;ディナーを賭けて;グーグルマップマニア;新しい業界の誕生;ハロー、グーグルアース;惑星のダッシュボード;青いドット;オッケー、グーグル。ここはどこ?;街での人気;4000杯のラテ;上空に新たなグーグルの目;グラウンドトゥルース・プロジェクト;ムーンショット完了、次は火星を目指して)
エピローグ ゲットできた?

著者等紹介

キルデイ,ビル[キルデイ,ビル] [Kilday,Bill]
地図と拡張現実におけるテクノロジーとゲームマーケティングの分野で25年のキャリアを積んだ。デジタル地図分野のスタートアップ、キーホールのマーケティングディレクターを務め、その後グーグルジオ部門ではマーケティング・リードとなる。在任中にグーグルマップとグーグルアースのローンチに携わった。現在はナイアンティックのマーケティングVPを務めている。8人兄弟の末っ子としてテキサス州ヒューストンに生まれ、現在は家族とテキサス州オースティンに住んでいる

大熊希美[オオクマノゾミ]
東京都生まれ。カナダとオーストラリアに計12年間在住。上智大学総合人間科学部心理学科卒業後、金融業界を経てスタートアップ企業に転職。その後ライター・翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハッシー

116
★★★★☆ 面白かった!グーグルマップ誕生の物語。グーグルマップに蹂躙された業界でずっと働いてきたが、仕事では驚異と感じながらも、一個人としては、この世界を変えたサービスはどんな人がどんな思いで創ったんだろうと常に気になっていた。この本はその疑問への答えとともに、ジョン・ハンケというビジョナリーの素顔を教えてくれた。数々の試練を乗り越え、グーグルアース、グーグルマップだけではなく、ポケモンGOで3度も世界を創り変えた彼のビジョンと、それを支えたチーム、グーグル創業者達の思いには敬意を表したい。2018/11/26

Willie the Wildcat

74
成長過程の生みの苦しみと喜び。Googleの文化、中でもPage氏の哲学が、如何に活かされるかを垣間見る。一言でいえば、”Big picutre”かな。悲しいのは、それでも散見された社内政治。In-Q-TelやCNNが商業ベースの転機ではあるが、本質を象徴したのは、2002年春の博物館でのデモにおける子供たちの歓声。子供たちは未来であり、目指す世界であることの証明。因みに、その後のJohnと著者の活躍は、様々な形で触れることができるが、どこまでPage氏の哲学と相いれているかが知りたいところかな。2019/02/20

Book & Travel

51
グーグルマップの立上げに携わった著者によるその誕生の物語。友人のジョン・ハンケと共にスタートアップ企業でWeb地図サービスを手掛け、グーグルによる買収を経て、その技術を世に送り出す。自分の仕事とは全く違う業界だが、人の見えない未来を見ていたジョンや、「世界のあらゆる情報を整理する」というグーグラー達の発想の自由さとスケールの大きさにワクワクし、刺激を受ける所が多かった。稀代の起業家ジョンを友人として上司として尊敬・信頼し、ついていった著者が書いたからこそ、親しみを覚え、後味のいい物語になっているんだろう。2019/05/15

ばんだねいっぺい

33
 ウチの会社で「GIS」を使ってるが、この本を読み、もういらないんじゃないか(笑)と思ったり、グーグルアースは、グーグルが「ジョン・ハンケ率いる地図サービス提供のキーホール」を買収してできたことやそのハンケが「ナイアンティック」を作り「ポケモンgo」へと繋がる。そうだったのかーと思い、自分がいかに情報にウトいかを知った。アジア担当の河合敬さんは、凄腕だ。東北出身なのがうれしい。2019/02/10

たらお

29
ネット上の地図サービス「グーグルマップ」がいかに誕生し世界を変えたかをそのプロジェクトチームのマネージャーを務めていたビル・キルディが詳細にまとめた回顧録。世界を変えるとはどういうことか。誰もが知りたいその感覚に肉薄している。開発者ジョン・ハンケはグーグルアース、グーグルマップだけでなく、その後、拡張現実(AR)のある未来「ポケモンGO」をも作り出す。また、当時のGoogleの風土が決して金儲けではなく、ユーザー重視の素敵な体験を目指していたことが結果的に今のGoogleの地位を築いたといっていいだろう。2019/02/04

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