あの映画は何人みれば儲かるのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784813230694
  • NDC分類 336.87
  • Cコード C0034

内容説明

映画×音楽×出版、ヒット業界の謎が解け、会計の仕組みがイメージできる。

目次

第1章 映画業界編1 『オーシャンズ13』の製作費を賄う損益分岐点
第2章 映画業界編2 “ジブリ映画”は何回も儲かる。マルチユース
第3章 映画業界編3 『猿の惑星』の舞台を砂漠に変更。リスク回避
第4章 映画業界編4 『続・冬のソナタ』の製作費を費用配分する
第5章 音楽業界編1 宇多田ヒカルはいくら手にした?印税の計算
第6章 音楽業界編2 新人は大物と抱き合わせで。広告宣伝費の管理
第7章 音楽業界編3 ライブは儲かる?ハコモノビジネスとノルマ
第8章 出版業界編1 ベストセラーなのに倒産する謎。在庫リスク
第9章 出版業界編2 広告収入モデルのフリーペーパーで儲けるには

著者等紹介

松尾里央[マツオリオウ]
税理士・(株)ナイスク常務取締役。早稲田大学政治経済学部卒。税理士として、財務経理業務、専門学校で講師を行う一方、本づくりの楽しさに魅せられ、(株)ナイスクで出版・映像制作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

19
答えを聞くことができないから適当な計算で誤魔化しました。2014/07/17

更紗蝦

15
映画・音楽・出版という三大エンターテインメント業界の構造を会計の視点で掴む…というコンセプトの本なので、業界通による暴露話が書いてあるわけではありません。とても大まかに「儲けの構造」が理解できる点は良いのですが、なにぶん出版が2008年と少々古いせいでコンテンツの利用手段として電子書籍や動画配信サービスが含まれていませんし、再販制の説明では出版物は絶対に値下げできないと解釈されかねない記述になっているのが気になります。出版社側が値引きOKと判断すれば、バーゲンブックという形で本を安売りすることは可能です。2018/04/25

gokuri

4
映画、音楽、出版の業界の儲かりの仕組みを解説する。 やはり映画の仕組みが一番複雑で、資金を出すもの、作成するもの、消費するもの、それぞれにプレイヤーがいて儲かりの仕組みも少し複雑になっている。 収入でも2次利用など複数の可能性があったり、収入にタイムラグがあったりするほか、関係者への収入配分も主催者が工夫をこらしてリスクを回避しようとしていることがわる。 結果、固定費を上回る収入が入ると、そこから先は莫大な利益がもたらされるのは、共通の仕組みだ。2024/04/15

ケルトリ

3
映画に限らず、CD、本、コンサートの販売の仕組みついて書かれている。総販売数や興行収入の数字だけ見ると巨額のお金が動いているように思えるが、実際にはその金額に見合うだけの宣伝費や諸経費などが大量に掛かっているので、実際に儲けられるかどうかというのは、かなりバクチに近い。 自分も書籍の業界にいる以上、この『知的なバクチ』からは逃れることはできないだろうな……自分が”大当たり”を当てられる人間でありますように。2019/12/30

ポン

3
映画製作に興味があり手に取りました。「映画業界編」、「出版業界編フリーペーパー」を中心に読みました。大枠がわかりやすく書かれています。2017/06/13

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