ラヴァーズ文庫
灼熱を呼べ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812419830
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「お前が俺と付き合うなら、もうこなもの造るのはやめる」連続爆弾魔事件が世間を騒がせている中、裕也は親友の竜治の部屋で造りかけの爆弾を見つけてしまう。責める裕也に竜治が持ちかけてきた取り引きは、思いもよらないものだった。裕也がその条件をのみ、竜治に抱かれた後も爆弾魔の犯行は一向に途切れる様子はない。竜治が犯人であるはずがない。そう信じたい反面、疑いを隠せない裕也の心を竜治もまた敏感に感じ取っていた。果たして竜治は犯人なのか。本当の恋人ではない、友人にも戻れない、二人のもろい関係が崩れ始めていく―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

合縁奇縁

16
こちらもやっぱり執着攻め。爆弾作りに憑かれた刑事の竜治と、調律師の裕也は親友同士。連続爆弾魔事件が世間を騒がせている中そんなある日、竜治の部屋で偶然造りかけの爆弾を見つけてしまう。爆弾作りを止めさせようとする裕也に、竜治が持ちかけてきた取り引きは「お前が俺と付き合うなら、もうこなもの造るのはやめる」だった。取り引きをしてまで祐也を求める、竜治の裕也への執着が凄まじい・・・。けど、その執着っぷりが自分は一番好きです。竜治が裕也を失う恐怖味わって、ようやく爆弾を作ってはいけないと理解できて良かった。2018/09/02

きなこ

12
電子書籍。面白かった!裕也がいなければすぐ闇の中に引き摺り込まれてしまいそうな竜治の危うさと度を超えた執着心。それに爆発事件も絡んで最後まで一気に読んでしまった。裕也だけしか必要としない竜治と、その竜治を制御できるただ1人の者となり喜ぶ裕也。案外裕也もぶっ飛んでいる1人かも…2014/04/24

ちるる

12
再読。これこれ。こういうサスペンスなBL大好き♪犯人当てするよりも、続きが気になってページをめくる手が止まらなかった。受がなよなよしてない、ダメなことはダメと言える性格だったのが良かった。攻は野良犬みたいで…ほんとに刑事として働けてるのか?と不安になるくらいのアウトローっぷりですが受に対する執着は怖いくらいだし受の人生は波瀾万丈だし!急速な展開にひたすらドキドキしました。2011/05/28

メイ&まー

10
犯人は、やっぱりそうか、という感じ。事件や竜治の凶暴さが全体のトーンを暗く重くしてるのだけど、もうちょっと竜治の魅力が描かれてると安心してハッピーエンドを受け容れられるのにな。あと渡米後の話で、ほっとして読み終わりたかった。2014/06/19

那義乱丸

10
内包する破壊衝動により心の均衡がギリギリな攻めと、そんな攻めに対して自分がついていないとと自身を追い込む受。読んでいて浮かんだ言葉が『共依存』。そんな閉じた世界の中で愛を構築した二人にとってこれが幸せな形なんだろうなと思わせるラストでした。夜光さんのエロ重視ではない、硬質な世界を感じる作品でした。エロはもちろんたっぷりでしたが(笑)2010/06/17

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