内容説明
毎年一回ハロウィンのお祭りを人間たちの住む“リアル・ワールド”に送り込む別世界の町“ハロウィン・タウン”。その町の住人でハロウィンを取り仕切るカボチャの王様ジャック・スケリントンは、ずっと繰り返される代わり映えのしない祭りの準備にほとほと嫌気がさしていた。愛犬ゼロを連れ孤独に森をさまよっている時、彼は偶然にも別世界の町“クリスマス・タウン”に迷い込んでしまう。初めて目にする明るい色彩のデコレーション、クリスマスの準備に勤しむ人々の楽しく心弾むムード、そしてその町を仕切る心優しき王様、サンタ・クロースに魅了されたジャックは、「サンディ・クロウズに代わり、自分がクリスマスを作る」ことを勝手に決意。ハロウィーン・タウンの仲間をも巻き込んで壮大な計画を立てた。薄幸なつぎはぎ人形サリーの心配も知らずに…。愛情や優しさといった感情を知らずに生きてきたジャックが、彼を密かに慕う孤独な女性サリーの存在に気づき、真の愛を育み成長するまでを、奇跡の映像美と音楽で綴った切ないまでに美しい不滅のラブ・ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ
10
この映画が大好きなので手に取った。文章化によって映像からわからない設定を知ることができるかと期待したが、ただ淡々とストーリーを追うだけ。映画からの映像やイラストはふんだんに盛り込まれているのはよかったが、小説としては厳しい評価をせざるを得ないものだった。2015/07/20
しゅわ
3
【図書館】ヴィジュアル文庫の名の通り、ふんだんに使っているイラスト＆画像と白抜き文字がいいですね。手に取ると映画の雰囲気がよみがえるようです。ただ…文章にリズムが感じられないのが残念。特にミュージカルのシーンがもったいないです。いっそ、歌詞をそのまま載せたほうが良い気がします。2012/11/22
shiaruvy
2
★4.5 ハロウィン・クリスマスのたびに繰返し繰返し読み返す。 2011/09/23
里理
2
表紙をめくると、ナイトメアの世界を表現したような黒地のページに白抜きの文字。イラストや写真も乗っていて、映画をなぞるような内容になっている。デザインに惹かれた。ハロウィンから抜け出してクリスマスタウンへ、なんてちょっとロマンチック。祝日の森が一番のお気に入りで、すきな祝日を行ったり来たりしてみたい。2010/01/29
Kohei
1
クリスマスはやっぱり、大人になってもワクワクします！自分の居る環境が見慣れてしまって他に目移りしてしまう、そして自分が恵まれた環境にいた事に気付く。ジャックのお話の中だけじゃなく、自分が恵まれた環境に居る事に感謝する事を気付かせてくれます。2013/12/20
