竹書房文庫<br> シックス・センス 密告者

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竹書房文庫
シックス・センス 密告者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812407646
  • NDC分類 933
  • Cコード C0174

内容説明

“死者を見る能力”を持つ少年コール・シアー。彼の通うフィラデルフィア・セント・アンソニーズ・アカデミーは、州でも有数の私立校。しかし、校舎の建つその地は、独立戦争時代から100年間に渡って監獄や絞首刑台を備える裁判所でもあった…。図書室で―首つり縄をぶらさげる死者、保健室で―咳き込みながら眠る少女…、そして古屋敷の窓辺から視線を送る謎の女性…。米英で争われた“1812年戦争”を背景に複雑な絡み合う死者と生者の関係。死者の取り巻く学校で耐えきれなくなったコールは、周囲の生徒から、そして先生から、再び“いじめ”にあうことに。果たしてコールは、この困難にどう立ち向かうのか?そして、複雑に絡み合った糸を解きほぐすことができるのか?『シックス・センス』オリジナル小説シリーズ第3弾。

著者等紹介

ベンジャミン,デイヴィッド[ベンジャミン,デイヴィッド][Benjamin,David]
1972年、ニュージャージー生まれ。ニューヨークの出版社で編集者をつとめるかたわら、執筆活動も行っている

酒井紀子[サカイノリコ]
1961年東京生まれ。翻訳家。洋画字幕翻訳、出版翻訳に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

39
ヘジンボザム、ロルフィング教授、ジュリア、ショーン、デニス、デビー、そしてコール。七人は出会うべくして出会ったのか、それとも出会いはただの偶然にすぎなかったのか。2014/09/06

ヴェルナーの日記

30
本シリーズの舞台はフィアデルフィア。この場所は、ペンシルベニア州南東部にある都市で、1682年、クエーカー教徒のウィリアム・ペンたちがアメリカに渡来し、この地に居住区を建設したのが市の起源となる。有名なのは『自由の鐘』で、表面にレビ記25節10項の「全地上と住む者全てに自由を宣言せよ」と刻まれている。アメリカ独立戦争の折、ここの議事堂の広間に集り、トーマス・ジェファーソンが起草したアメリカ独立宣言に署名されたことで有名。つまり、アメリカでは古い街(日本でいえば京都のような)のためオカルト的都市伝説が多い。2015/01/31

そぼろ

7
1時間くらいで読み終わった。我ながら今回は異様に早い(笑)まぁ面白かった。探偵物が1話完結するようなそんな三部作完結編でした。2020/06/01

mutuki

6
今回、コールに付きまとっていた死者は本当に いやな奴。あんな風に絞首されたロープをぶら下げながら うろうろされたら、その不快感は半端ないと思う。 そんな死者にさえ、「嫌だから」だけじゃなく、 「心の声を訊いてなんとかしてあげよう」と思えるコールは どこまで優しいんだろう。 これでもう一応の完結なんだろうけど、わたし的には 大人になったコールが幸せになる姿も読みたかった。 最後、数行でもいいから、 「愛する女性の傍らで、彼は子供時代の孤独な戦いが 今本当に終わったことをしみじみと感じていた」とか。2018/06/30

森博嗣作品が好き

5
ああ、この巻で「シックス・センス」を持つ少年の物語は終わってしまう。 本当は青年になった様子も知りたいけれど・・・ず~っと、幽霊が見えていたら耐えられないかもしれませんね^^; 2012/09/13

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