はじめての工学倫理 (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784812205075
  • NDC分類 504
  • Cコード C0050

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内容説明

事例で考え、理論を学ぶ。―技術者のための工学倫理入門。現代の技術がはらむ倫理的問題を考えるために必要な基礎知識・法学・事例をコンパクトにまとめた、定番テキスト改訂版。

目次

1 事例分析(組織とエンジニア;企業の社会的責任;安全性と設計;事故調査;製造物責任 ほか)
2 工学倫理の基礎知識(リスクについて知るべきこと;知的財産権について知るべきこと;製造物責任法について知るべきこと;ビジネス倫理について知るべきこと;倫理綱領について知るべきこと;応用倫理について知るべきこと;倫理概念について知るべきこと;工学の倫理概念について知るべきこと)
工学倫理の資料と文献

著者等紹介

斉藤了文[サイトウノリフミ]
1953年生まれ。京都大学理学部ならびに文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位修得。関西大学社会学部教授。専門は、工学の哲学、工学倫理、法工学

坂下浩司[サカシタコウジ]
1965年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。南山大学人文学部助教授。専門は、ギリシア哲学、自然の哲学、工学倫理
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
一般の人は手に取らないような分野の書籍。だけれど、物がどのような思想で作られたのかを知る事は、非常に面白い。事例だけを読んで、自分で考えてみるもの良いかもしれない。

Yukiko Yosuke

1
私が数学専攻だったからだろうか。大学の講義に「倫理」があるということが非常に不可思議。だが、読むと分かる。工学を志す者は倫理を持たなくてはならない。それは、最も身近なものを生み出す技術力があるがために、最も危険なものを生み出す可能性が高いからである。ただし、企業に属する場合には相反する正義を同時に満足させなければならない場合があり、その際にどう柔軟に考えることができるかが、今の自分たちにとっては大切なのではと感じた。2013/09/17

Azure

0
就活の焦りから、家で眠ってたのを引っ張り出して読みました。2016/05/05

まつ

0
大学の一般教養のテキストでした。講師は、大手企業の役員から講師になられた方で、学者目線ではなく、メーカーサイドからのアプローチで心に深く来るものがありました。社会人になってから感じるのは、初めて読んだ頃に当たり前だとわかっていた内容でも、社会では当たり前のことを知っていてもできないようなパワーバランスや環境があるなということでした。そんな世の中に負けないためにも、改めて意識するためにも良い本でした。

Seiichi Takayama

0
倫理という問題は、非常に難しい。せいようでは「ビジネスと倫理は両立しない」ということわざがあるそうだが、だからと言って東洋では成立しているとは限らない。まして、ビジネスの舞台が世界に広がっている昨今、文化の違う国々とのとりひきで、倫理問題はますます複雑になっていくはずである。⚫︎技術者倫理は一応勉強はしたが、生命倫理、環境倫理、ビジネス倫理、情報倫理といくつもあることを知った。⚫︎結局は、安全とコストのトレードオフの問題に直面した時に、専門職としてどう判断するか?という問題なのだろう。そのように一般化する2014/11/24

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