内容説明
人は、なぜそのような行動をとるのか。その答えは「学習の原理」により、いま解き明かされる。学習心理学の知見から、日常生活の出来事の理解と様々な問題の解決のための処方箋を提示する。
目次
心理学の中の学習
第1部 実験室の中の学習(学習とは何か;学習研究の歴史;反射の原理;行為の原理;複雑な学習 ほか)
第2部 日常生活の中の学習(日常場面にみる反射の原理;日常場面にみる行為の原理)
著者等紹介
伊藤正人[イトウマサト]
1948年東京に生まれる。1982年慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。文学博士。大阪市立大学大学院文学研究科教授。この間、カリフォルニア大学サンジェゴ校訪問教授(1982年‐1983年)、京都大学霊長類研究所共同利用研究員(1989年‐1990年)、Journal of the Experimental Analysis of Behavior編集委員(1990年‐1993年)などを務める。日本心理学会研究奨励賞受賞(1992年)。専門は学習心理学、行動分析学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金こんにゃく
1
学習心理学の復習のために読んだ。読んだけど、分からないことがまだまだ多い。日常例だけで構成されている章もあったりしたおかげで、基本的な概念は理解できたが、それでも理解の及ばないことが多過ぎる。学習心理学、奥が深い。個人的な感想としては、学習が社会性にまで及んでいる〜ってところは卒論にも活用できるかも。ゲーム理論とか絡んでるっぽい。あと、学習のベイズ推定も気になった。ベイズ推定モデルと実際の値のズレから結果をなんか出してるっぽい。よくわからない。2019/02/17
たかね@心理学
1
M1先輩からのお薦め書として購入。選択行動に触れた書とのことだが、それよりfigureがすごい。Epsteinの2個体実験写真、洞察実験写真、モネピカソ弁別結果、ヒト概念形成結果、チャーリーブラウン結果、対応法則実験結果、同時弁別図解、チンパンジーの自動販売機使用写真、ハト用キー図解、穀物設置キー反応形成結果、隠蔽阻止感性予備(ry高次(ry図解等。2016/02/12