出版社内容情報
○1冊の本で分数の全体がわかる
現在の小学校では、分数の書き方が4年生で登場し、同分母分数のたし算・引き算を5年生でやり、通分・約分と本格的な四則計算は6年生でおこなうという方式をとっています。しかし分数の本質がわかれば、個々の計算方法はしぜんに導きだせるのです。
分数の苦手なお子さんにとくにおすすめしたい本です。
○「共測性量分数」の理論にもとづき、分数のしくみと量がイメージできる
この本では、分数とは単位になる量(1メートルなど)と、計測したい量の共通尺度をあらわす方法であると定義しています。そこから発展して、さらにほかの分数との共通尺度を探すのが通分、いちばん大きな共通尺度になおすのが約分、タテに1あたり量、ヨコにいくつ分の量をとった長方形の面積をはかる共通尺度を探すのが分数のかけ算、というようにスジの一本きれいにとおった論理でつくられています。
そして、算数最大の難関ともいえる分数のわり算も、「らくらく算数ブック」シリーズの最大の特長である”タイル図”を変換することによって、なぜ「ひっくり返してかける」のかが、すんなりとわかるように説明されています。
○銀林浩先生(数学教育、NHK教育テレビや青山「こどもの城」のイメージ・キャラクターで、子どもたちの強力な支持を集めています。そのひとくせもふたくせもあるキャラクターたちが、歴史世界を重層的に、魅力的に見せています。
☆アテネ~共通尺度探し~はんぱの量をあらわす数
☆ローマ~分数のたし算
☆ガリア討伐~分数のひき算
☆コンスタンティノポリス~分数の2つの意味
☆アンティオキア~分数のひき算
☆ペルシア国境~分数のわり算
☆地中海の上空~分数と小数のちがい
☆アレクサンドリア~ブラックボックスのはたらき
★分数に強くなる7つの入り口
内容説明
この本は、分数の本当の意味を雄大な「夢物語」に仕立てたものです。
目次
アテネの神殿―しきつめの共通尺度
アテネの市場―分数:はんぱの量をあらわす数
パルナソス山―分数の大きさくらべ
ローマ―分数のたし算
ガリア討伐―分数のひき算
コンスタンティノポリス―分数の2つの意味
アンティオキア―分数のかけ算
ペルシア国境―分数のわり算
地中海の上空―分数と小数のちがい
アレクサンドリアの街と港―整数倍・分数倍するふしぎな箱
アレクサンドリアの市場
ペルシア街道―エピローグ
分数の世界―分数に強くなる7つの入り口
夢の終わり―ほんとうのエピローグ
著者等紹介
鈴木一己[スズキカズミ]
東京都北区立東十条小学校教諭
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