『新しいドイツの文学』シリーズ<br> コントラバス

『新しいドイツの文学』シリーズ
コントラバス

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  • サイズ B6判/ページ数 111p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784810202014
  • NDC分類 943

内容説明

コントラバス奏者が語るグロテスクな夢・愛・希望、そして挫折…世界的ベストセラーとなった『香水』の作者の処女作。モノドラマ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あんさん

5
実家の片付け中に出てきた、エキストラ先のコントラバス仲間から30年前に頂いた本。ソプラノに恋するバス弾き特有の屈折した心情がリアル。「いやあ、バス弾きになるために生まれてくるやつなんかいるもんですか。」2021/03/27

Yetina

2
世界中でヒットした「香水」を含め3作しか書いていないドイツ、ミュンヘンの作家の1作品。オーケストラの中で欠かせない存在だが主役にはなれないコントラバス演奏者の独演。元々は一人芝居用の台本として書かれたそうだが、舞台も見てみたいものだ。2020/09/13

もよ

2
最高に楽しめました。コントラバス奏者を能力があるのに日夜地道に仕事をこなす(しかない)存在と位置づけ、感情が揺れる独白で一気に読ませる。 舞台での上演は楽しそうだけれども、これをやるためにはある程度コントラバスが弾けないといけなそうなので大変そう。オーケストラに関しての知識がある程度あるとより楽しめます。2014/04/15

ドミニク

1
★★★☆☆ 元々はモノドラマ、舞台での上演の為の脚本。しかし告白体の小説としても読める。寧ろこのまま小説として読んだ方が面白いのではないか。主人公は自信たっぷりにコントラバスの魅力とオーケストラに所属するプライドを話し始めるのだが、語り続けるうちにその屈託を徐々に現してゆき、最後には自虐的な言葉の爆発となる。こう書くと単なる愚痴作品に見えるが、作者が完全に主人を突き放しているので客観性が担保され、且つ、繰り言が文学的に彫琢されているためにすいすい読める。訳も読みやすさを心がけているようで良いと思う。2014/03/14

NewHeadland

0
情緒不安定な童貞ボッチコントラバス奏者が愚痴る話。でもなぜか面白い。2013/12/25

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