内容説明
脱原発をめぐって、原発業界や自民党内の原発推進派との間で繰り広げられた激しい攻防を描く。また、再生可能エネルギーのエキスパートとして、太陽光発電や風力発電などについて基本的知識から分かりやすく解説する。
目次
第1章 自民党議員として「反原発」を貫く
第2章 日本の再生可能エネルギーの現状
第3章 世界で急速に普及する再生可能エネルギー
第4章 再生可能エネルギーの「族議員」として
第5章 洋上風力発電の導入拡大に向けて
第6章 日本の再生可能エネルギー政策が進むべき道
著者等紹介
秋本真利[アキモトマサトシ]
1975年、千葉県富里市に生まれる。市議(2期)を経て、2012年から衆議院千葉9区で3期連続当選。党再生可能エネルギー普及拡大議員連盟事務局長。超党派議連「原発ゼロの会」所属。党行政改革推進本部では河野太郎本部長の下、原子力関連予算の無駄撲滅を進めた。国土交通大臣政務官時代は、洋上風力発電の導入促進に向けた制度整備に取り組んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みやび
18
日本の電力事情についてなど、殆ど何も知らずにいたので内容を把握出来るか不安もあったが、物凄く詳細に解りやすく書かれていて、写真や資料も全てカラーで見やすい上に、参考資料は沢山のQRコードでも示されていて予想以上に読みやすかった。再生可能エネルギー導入促進のために、どのような過程を経て今に至るかや、国内の再エネの現状や問題点、世界との比較等、あらゆる角度から述べられていて非常に勉強になる。秋本さんの再エネ導入促進への熱意が物凄く伝わって来る一冊だった。洋上風力発電が個人的に興味あり。2021/02/05
okadaisuk8
3
自民党で再エネ推進を掲げるのは相当大変だったと思うが、実際に先輩議員から受けた嫌がらせを実名で書いていて、驚く。まあ菅・河野のラインに連なる人だから、書いても構わない人について書いているのかしれないが……再エネの政策についても相当詳しく、議員の本にしては細かすぎるくらい(笑)。もちろん大局的に再エネを推進するべきと考える理由も詳述されている。この人が再エネ推進に本気だということはよく伝わってくる。資料も豊富。2021/01/27
ryosushi
2
仕事にかかわるため流し読み。 タイトルこそセンセーショナルだが、日本のエネルギーの現状を冷静かつ的確にとらえ、今後再生可能エネルギー導入を促進していくために尽力していることがよくわかる。 各電源の事情や今後考えるべきことへのヒントも多分に盛り込まれており、非常に勉強になる。 洋上風力、やりたいね。2021/01/29
たかくん
0
東日本大震災10年を前に読む。「魔の3期生」のイメージが強い2012年組だが、秋本氏のように頑張っている議員がいることも知ってほしい。2021/03/03