内容説明
私たちはこれからも原発に頼るのか、頼らないのか…ビデオという証拠から、事故の真実に迫る!
目次
第1章 津波襲来~1号機爆発
第2章 爆発後のゆるみ(12日午後10時59分~)
第3章 海水注入(13日午前5時43分~)
第4章 3号機危機(13日午後1時20分~)
第5章 3号機爆発(14日午前6時41分~)
第6章 2号機の危機(14日午前11時40分~)
第7章 安全神話崩壊まざまざ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
O. M.
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マスコミに公開された、福島第一原発事故後数日間の東電テレビ会議の採録。専門用語が多く、字面だけで全面理解はできないが、雰囲気は伝わる。感じるのは、現場はあの状況下で精一杯やった一方で、本店・政府の支援は十分機能していないようだ。特に政府は、現場を邪魔しているとしか思えない場面もあった。事故を想定した指揮命令系統・デマケを事前に真剣に検討しておくべきだった。今後再稼動有無に係らず、当面日本に原発はあり続ける。他方で自然災害はいつまた来るかもしれない。原発運用者は本資料を分析し、教訓を少しでも生かして欲しい。2014/09/28
Rusty
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ページをめくるごとに、福島第一原発の悲惨になっていく状況に泣きそうになる。ビデオ全体を一般にも開示して欲しい。凍土壁はさっぱりダメらしいが、これからも、廃炉までうまくいくだろうか。どれだけの放射能汚染を広げながら。そして懲りずに再稼働するのだろうか。これだけ危険な原発を。2014/07/28