開幕ベルは鳴った―シアター・マスダへようこそ

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  • サイズ A5判/ページ数 171p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784808308360
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0063

出版社内容情報

70年代から80年代、常に若者文化をリードしてきたPARCO(パルコ)。パルコは、商業施設を文化の発信地とし、街づくりの中心に据えた。街を丸ごと劇場に仕立て、日々、<演劇>をプロデュースし続けた伝説の人、それが増田通二だった。
 1号店を池袋にオープンし、渋谷ではパルコとともに西武劇場をつくり、そして、パルコを全国に展開せしめた人である。上野千鶴子をして“時代の変革にいち早く気づいた男”と言わしめた増田が、本書でその生涯を綴る。
 高名な日本画家を父に持ち、府立十中(現都立西高)の隣席に西武の堤清二氏がいた。旧制・府立高校理乙(医学進学コース)を経て東京大学哲学科を卒業。定時制高校の教師を経て、35歳で西武百貨店に入社するまで破天荒な前半生を送っている。
 パルコは、なぜ人を集めたか、パルコの思想とは何だったのか。パルコを通して、日本の都市文化が明らかに変わった70年代とは何かを、その演出者の当人が明かす。激動、混迷の時代にある流通・マーケティング業界の人々にお勧めしたい好著。
 朝倉摂、山口はるみ、萩原朔美、上野千鶴子、木の実ナナなど、著者ゆかりの人々が多数寄稿

内容説明

パルコをつくった男。時代と才能とチャンスの幸運な出会い。

目次

第1幕 敗戦三カ月目、「シラノ」の場
第2幕 焼け跡の人間ピラミッドの場
第3幕 劇的体験が生んだ人生の背骨の場
第4幕 花咲くパルコ文化の場
第5幕 マスダ・ワールドの場
第6幕 建築、明日への夢の場

著者等紹介

増田通二[マスダツウジ]
1926(大正15)年4月27日、東京・新宿区市ヶ谷に生まれる。1952(昭和27)年東京大学文学部哲学科卒業。都立五商定時制教師八年。1961(昭和36)年西武百貨店入社。1969(昭和44)年池袋パルコ・オープン。1973(昭和48)年渋谷パルコ・オープン。1984(昭和59)年(株)パルコ社長就任。1988(昭和63)年同会長。1989(平成元)年同退任。1994(平成6)年ニキ美術館オープン
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