デス・パフォーマンス―倒錯と死のアモク・ジャーナル

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784807400096
  • NDC分類 145.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

衝撃的で理解不能な性行動にこそ、ファンタジーと快楽(死)追求という人間本質が隠されている。本書は医学誌、FBI資料などから、自慰死、自己頭蓋貫通、自己去勢、四肢切断愛好、緊縛、獣憑きなどの実例を写真多数をまじえて紹介する衝撃の一冊。

内容説明

現代の医療、精神医学の専門機関紙から特異な事例を蒐集し、編集したのがこの『デス・パフォーマンス』だ。なお、読者が手にしている本書は原著「Amok Journal:Sensurround Edition」のコンテンツの半分を訳出したものだ。アブリッジド版を刊行するにあたっては、編者であるスチュアート・スィージィー氏より快諾を得ている。

目次

第1章 自慰死(“自慰死”について;性的興奮をともなう反復性絞首;致命的な自慰行為 ほか)
第2章 頭蓋貫通(“頭蓋貫通”について;頭蓋貫通な人々;バート・フゲス博士のこと ほか)
第3章 自己去勢と四肢切断愛好(“自己去勢と四肢切断愛好”について;去勢症候群;男性器完全切断 ほか)
第4章 サイキ・アウト(“サイキ・アウト”について;ホステージ・ハルシネーション;リュカンスロピー(獣憑き)と自己同一 ほか)

著者等紹介

スィージィー,スチュアート[Swezey,Stuart]
カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置く出版社アモクブックスの代表者にして編集長。最新作はマイナージャンルの書籍に関するありとあらゆる情報を網羅したソースブック「アモク・フィフスディスパッチ」

大塚一軌[オオツカカズノリ]
翻訳家。1965年生まれ。東京都出身。東洋大学文学部英米文学科卒。訳書に写真集『デスシーン』(第三書館)がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

長岡紅蓮

4
【劇薬注意】自慰死、頭蓋貫通、自己去勢と四肢切断愛好、サイキ・アウトを検証した書籍。いくつか写真が載っているのだが、「いや、頭おかしい」としか思えないものばかり。あなたの知らない世界というより、知らなくてよい世界。全編にわたって常軌を逸している内容であり、読んでいて嫌悪感と痛み(特に自己去勢の記述については、読んでいて謎の痛みらしきものが生じるほど(笑))しか思い浮かばなかった。これがフィクションだったらどんなによかったか……。2018/04/08

澤水月

4
強烈写真多々、少し90年代半ばの香り…「孤独な快楽」を追及しすぎ死んだ人々。四肢切断願望。頭蓋に穴を開けることで能力が開発されると信じる人々…まさにJGバラード『クラッシュ』体現したかのよう。2010.3読売書評で柳下毅一郎氏がそっと紹介し改めて丸善に並んだり。訳書は00年刊行、存在はずっと知られていたが早すぎた名著か。今でも新刊で買える。刊行時書かれてることを遠い国の別のことと思った人も多いだろうが、超有名日本ミュージシャンの自殺とされる死もこれではないかと囁かれているし米有名俳優も…いつ読んでも未来感2002/01/16

誓いの魔宮

3
自身の性的ファンタジーに向き合った結果、命を落としていった人々の事例や、その他。何もそこまでして…、と、読み進めながら言葉を失う事も少なくないが、反面、身体的限界を超越せんばかりの、人間の想像力の苛烈さに心を打たれたり。2011/10/01

nappyon

3
多種多様な自慰死、頭蓋貫通、自己去勢etc.の事例がずらずらと。世の中色々だなぁ、と思いました。普段ふつうに付き合っている人の中にも、こういう秘密の一面を持つ人が居るのかもなぁ、と想像してみたりして。。面白かったですよ。2011/04/27

復路鵜

2
頭蓋貫通の項は怖気すら振るうほど。奇妙で異常なシーンであるが、文章の通りにヒーリング音楽をかけながらページをめくるとどうなるだろうか、と余計な好奇心が引き起こされる。2014/08/26

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