目次
自分の美のスタンダードを「印象派」と「琳派」でつくろう
国立西洋美術館―印象派の巨匠モネ、光と水の旅
ブリヂストン美術館―ルノワール幸福の輝きを求めて
ポーラ美術館―ルノワールとモネ、親友ここに出合う
パナソニック汐留ミュージアム―ルオー、キリストの悲しみに救われる
清春白樺美術館―南アルプスのふもとでルオーに邂逅する
東京国立博物館本館―日本美術、この国宝絵画の凄さを何と讃えよう
山種美術館―土牛と御舟―桜と椿のものがたり
出光美術館―仙崖の月、光琳の梅かっこいい江戸の美意識
東京国立近代美術館―日本の洋画壇の歴史をたどる
山梨県立美術館―ミレー、バルビゾンの祈りを山梨に見た
著者等紹介
岩佐倫太郎[イワサリンタロウ]
美術ソムリエ。京都大学文学部卒、フランス文学専攻。コピーライターを経てファッション・ショーなどのディレクターを務め、ついで美術展、博物館や博覧会のパビリオンなどのプロデューサーを歴任。作詞家として、加山雄三に「地球をセーリング」を提供したほか、エッセイストとしてもヨットや美術・デザインに関する紀行文を書くなど、多彩な創作活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rapo
3
実際に解説を聞きながら美術館巡りをしているようで楽しかったです!岩佐さんの「抽象画の見方は雲の見方と同じ」という言葉はおおいに参考になりました。難しい、わからないと構えてしまうけど、もっと自由に自分なりの感性で見ていいんですね。またまた楽しみがふえました。この本片手にまた美術館へ行きたいです。2017/07/25
まさこ
0
内容は表題の通り。 美術ガイドというと難解な言葉を使って解説のはずが余計に混乱する文章が多かったりしますが、こちらは珍しくストレスなく楽しく読めます。セレブぶったところが全くなく、常設展は入場料が安いのにこんなに充実!と紹介してくださっている点も親近感をおぼえますし、かっこいいと思います。岩佐さんの文章が素敵すぎて岩佐さんをググってしまいました。読んですぐに何かが見えてくる!ほど自分は素養もないですが、とにかく掲載されている美術館には一通り行ってみたくなります。2016/05/12
晩白柚
0
美術館巡りのおともに。東京近郊に素敵な作品がたくさんあることを知り、見に行かなきゃ!と思わずソワソワする。また、見た作品を改めてこの本で知るのも楽しい。2016/05/04
masagiorno
0
印象派や琳派などを所有しているいくつかの東京の美術館と,近郊の美術館(2館)のコレクションしている作品やその美術館の成り立ちなどが書かれていて,絵画好き故,興味深く読めた。読後,地元の美術館にはどんなコレクションがあるかも知りたくなった。2013/11/12
あさひ
0
ちょっと著者の語りが多すぎて、もっと絵を見せて欲しかったな…という感想。2021/08/30