内容説明
おいしいマグロの種類はどれ?マグロの進化、寿命、おいしい調理法、流通の歴史から資源管理まで。これからマグロは食べられなくなる?気になるマグロのふしぎを大解剖。
目次
第1部 マグロはどんな生きものか(マグロの生物学;食べ物としてのマグロ)
第2部 マグロと人(マグロ漁業の歴史と漁法;マグロの生産と流通;マグロ生産の未来―養殖でマグロはまかなえるのか?)
第3部 マグロ資源の保全(マグロ資源の現状;資源管理―国際マグロ管理委員会;マグロとワシントン条約)
著者等紹介
中野秀樹[ナカノヒデキ]
1957年、静岡県生まれ。水産学博士(北海道大学)。水産庁遠洋水産研究所、水産庁研究指導課などを経て、現在は水産総合研究センター遠洋水産研究所のくろまぐろ資源部長として、国際的に活躍。マグロの調査、資源管理に造詣が深い、日本のマグロ研究の第一人者
岡雅一[オカマサカズ]
1958年、福岡県生まれ。海洋科学博士(東京海洋大学)。日本栽培漁業協会などを経て、現在は水産総合研究センター養殖研究所の栽培技術開発センターグループ長。1985年から3年間、高知から石垣島へ活漁船による、クロマグロの長距離輸送を成功させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まえぞう
2
少し前の本なので、昨今話題となっている太平洋クロマグロの記述なんかは危機感が足りませんが、マグロをめぐる様々な話しがコンパクトにまとまっています。2016/04/14
ゆうゆう
2
マグロの生態から国際的機関までのマグロのあれこれ。おすすめ料理方法までとは、恐れ入った!オリーブオイル買わなきゃ!2015/04/25
ツナ
1
本当にマグロの不思議が分かる本でした。やはり私には科学本が向いているみたいでした。事実だけ書いて欲しい、意見を書くときも科学的根拠から筋道立てて書いて欲しいと思ってしまうからだと思います。法律解釈本がどうにも苦手なのは、科学的ではなく世論を説明していて、一つの答えがないため誤解を生まないようにまどろっこしい説明になっているからだと思いました。私の頭は場合分けができないみたいです。2020/04/14
パロリーヌ
1
マグロについて様々な観点から深く知ることができた。カツオがそんなにマグロに近縁だったとは…2019/04/02