内容説明
菌が存在しなかったら、今の地球はなかった!毒キノコ、病気・腐敗の原因など、古来薄気味悪がられてきた菌類。だが、人間が出現するはるか昔に地球上に現われた菌類は、地球の物質循環に深くかかわってきたのだ。菌が地球上に存在する意味、菌の驚異の生き残り戦略、菌に魅せられた人びとなどを、解説した菌学の入門書。
目次
第1話 臭いスッポンタケと冷たいキノコ
第2話 人を悩ます真菌症
第3話 菌糸成長のメカニズム
第4話 酵母から冬虫夏草まで
第5話 二人の偉大な変わり者
第6話 水中に暮らすカビ
第7話 菌が交わす愛のささやき
第8話 毒キノコあれこれ―破滅の天使
第9話 植物を襲う菌類
著者等紹介
マネー,ニコラス[マネー,ニコラス][Money,Nicholas P.]
イギリス生まれ。イギリス、ブリストル大学卒業。生物学専攻。菌学を志す。1986年エクセター大学博士課程修了(Ph.D.)。現在、アメリカ、マイアミ大学(オハイオ州オックスフォード)植物学教授。カビからキノコまで、広い範囲にわたって菌類の形態や生理について研究し、多数のユニークな業績を発表
小川真[オガワマコト]
京都府生まれ。京都大学農学部卒業。同博士課程修了。農学博士。森林総合研究所土壌微生物研究室長、環境総合テクノス生物環境研究所所長を経て、大阪工業大学環境工学科客員教授。日本林学賞、ユフロ(国際林業研究機関連合)学術賞、日経地球環境技術賞、愛・地球賞(愛知万博)など、数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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