内容説明
あれがない!そうではない!行った人しかわからない!南極の真実!!
目次
観測隊は全員いっしょに日本から南極まで一直線には行かない
『昭和基地』は南極大陸上にはつくられていない
日本から6日で『昭和基地』に行けるのに利用者は少ない
南極観測の越冬隊員のうち研究や観測をする人は1/3しかいない
人づきあいがよくないと南極では生活できない
超難関「暴風圏」でも観測船・2代目『しらせ』は意外に揺れない
氷を割る「ラミング」はときに回数ハンパない
氷山は表面が平らでゴツゴツしていない
南極へ行くのに「寒さに耐えられる力」は意外と必要ない
『昭和基地』のまわりは1年中雪があるわけではない〔ほか〕
著者等紹介
小塩哲朗[オジオテツロウ]
1969年、名古屋市生まれ。名古屋市科学館学芸員。大学で地質学、大学院で大気物理学を専攻する。1995年、大学院博士課程を1年次で中退し就職、以来現職。専門分野にとどまらず、昆虫、深海生物、お菓子など幅広い分野の同館特別展を手がける。2011年の同館新館オープンに際して、大型展示「極寒ラボ」を企画担当し、極域の環境と科学の常設展示を実現する。2014年、大学院時代のつながりがきっかけで第56次日本南極地域観測隊に夏隊員として参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisu
14
(トリビア風に)へえ〜!そうなんだ〜⁉︎を連発しながら読みました。知らなかった〜‼︎2016/09/22
まーぶる
11
南極観測隊(夏隊)が見た南極のあるあるではなく、ないないネタ。南極という極限環境を科学的に見るのではなく、知られざる(?)観測隊のお仕事や生活を知れるのがおもしろい。2020/03/08
Humbaba
10
予定を立てる事は大切だが、厳しい環境では予定通りに事hが進む可能性は非常に低い。だからこそ何を優先すべきかという選択が重要になるし、とっさにどう対応するかという判断力も必要になる。予期せぬ状況が起こってもそれで固まらず出来ることから始めていくというのは、言葉では簡単だが実際に問題が発生するとなかなか難しい。2016/09/03
Rammstein
8
宇宙よりも遠い場所、南極の第56次夏隊として勤務した筆者による、南極あるあるネタと南極紀行文。昭和基地は実は南極大陸には無いことや、ブリザード中でもトイレのためにロープを伝って外に出ることなど、知らなかったことや勤務の過酷さがわかってなんかすごい。2019/02/05
エル
7
ティーン向けの棚にあったのに読むのにえらく時間がかかった。文章より漫画ばかりに目がいってしまって。南極での『◯◯できない』とか『◯◯がない』など『ない』ことを集めた本。氷だらけの大地でどれだけ水が貴重かよく分かりました。2022/02/02