内容説明
経営の判断は、いつの時代でも、最終的には経営者が下さなければならない。あらゆるリスクを背負い、それを乗り切るためにリーダーシップを発揮し、全身全霊を傾けて未知の分野に挑戦していく。それが組織を統率する大将であり、真の経営者というものだ。日本に初めてセキュリティー事業を持ち込んだ、セコム創業者・飯田亮の経営論。
目次
第1章 経営とは、創業の基本理念を貫き通すことである
第2章 経営とは、お客様の立場でシステムづくりを進めることである
第3章 経営とは、世の中が何を求めているか、その本質を捉えることである
第4章 経営とは、チャレンジとスピードである
第5章 経営とは、常に革新する組織カルチャーをつくることである
第6章 経営とは、目的を実現するプロフェッショナル集団づくりである
第7章 経営とは、結果責任を具体的に伴うものである
第8章 経営とは、「社会の深い信頼」を得るブランドを築くことである
著者等紹介
飯田亮[イイダマコト]
1933年、東京日本橋に生まれる。56年、学習院大学政経学部卒業後、父親の経営する酒類問屋・岡永に入社。62年、29歳のときに大学の友人・戸田寿一と、わが国初の警備保障会社である日本警備保障(株)を創業し、代表取締役社長に就任。76年、代表取締役会長に就任。83年、セコム(株)に社名を変更。89年、社会システム産業元年を宣言。97年、会長を退任し、取締役最高顧問に就任し、今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ザビ
1
セコムの成功は「日本初の警備サービス」「前金制」「レンタルにしたSPアラーム」にあったこと、その決断を支えたのはセコム憲法と呼ばれる徹底したカルチャーを築いてきたこと。警備先で100円を受け取った社員を即時解雇するくらいの徹底ぶりがセコム成長の原動力だったんだろう。一歩間違えると和民に陥る危険もあったような……創業者がカリスマになりやすいパターンと思う。【世の中に必要な仕事としても、誰がお金を払うのか】が考えられていること…起業投資への判断基準はとても分かりやすい。簡潔な判断 力は大事だ。 2018/10/07
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