内容説明
備中松山藩の未曾有の財政危機を救った農民出身の陽明学者、山田方谷。この国は今こそ、その清冽な思想に学ばなくてはならない。
目次
第1章 現代日本財政の危機的状況(王陽明「抜本塞源論」の教え;崖っぷちに立つ日本の財政状況 ほか)
第2章 山田方谷の波乱に満ちた人生と清冽な思想(農家に生まれた山田方谷;元締役と吟味役を拝命 ほか)
第3章 山田方谷に学ぶ日本の財政再建実現のための八つの指針(佐藤門下の俊才と呼ばれた方谷;第一の指針 “治国平天下”の壮大な夢―この日本の国をどんな国にするかという壮大なビジョンを持つ国づくり ほか)
第4章 私にとっての山田方谷―政治手法の考察(事の外に立って、事の内に屈しなかった方谷の生き方・考え方;方谷に学ぶ政治のあり方)
第5章 「夢出せ!知恵出せ!元気出せ!」私たちの良知を見直す中から、新しい日本の国を!(それでも日本は豊かな国;重くのしかかる赤字国債の累積 ほか)
著者等紹介
小野晋也[オノシンヤ]
1955(昭和30)年4月28日愛媛県新居浜市生まれ。衆議院議員。東京大学工学系大学院航空学専修修士課程修了後、松下政経塾の第1期生として入塾。その後、1983(昭和58)年、27歳で愛媛県議会議員となり、1993(平成5)年、38歳で衆議院議員初当選。現在5期目。経済企画総括政務次官、自民党文部科学部会長、文部科学副大臣、衆議院財務金融委員長、自民党宇宙開発特別委員長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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