出版社内容情報
クローン、遺伝子組換え作物、ゲノム、DNA、免疫、環境ホルモン…。新聞やテレビなどで報じられる身近な話題がスラスラ理解できるだけでなく、「生物」という科目のおもしろさが体感できる本。
内容説明
以前から、生物が好きだった人も嫌いだった人も大学生も高校生もだれでも楽しくおさらいできる本。
目次
第1章 生命の最小単位―細胞
第2章 身体の中で起こる化学反応―代謝
第3章 子供のつくり方!?―生殖
第4章 カエルの子はカエル―遺伝
第5章 生命の設計図―DNA
第6章 身体中をめぐる輸送システム―血液
第7章 生物のスーパーコンピューター―脳
第8章 生物の超能力―行動
第9章 38億年の歴史―進化
第10章 地球の一員としてのヒト―環境
著者等紹介
大森徹[オオモリトオル]
駿台予備学校生物科専任講師。通常授業(京都、大阪、神戸の駿台の校舎に出講)以外にも、教材・模擬試験作成にかかわり、衛星放送による講座も担当する、超多忙の人気講師。複雑な生命現象を、わかりやすく、楽しく学ばせる授業が大人気を博している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
3
覚えていることもあれば忘れていることもあり、はたまた習った記憶のないことまで、高校生物をさらっと復習できておもしろい。2002年発行だから、優性遺伝、劣性遺伝なんて言葉もあるし、「細胞」「代謝」「生殖」「遺伝」「DNA」「血液」「脳」「行動」「進化」「環境」の10章が履修内容を網羅しているのかもわからないから、現役高校生に確かめてほしいな。酵素とか神経伝達物質とか、横文字は覚えきれない。生き物が好きでも、こうした机上学問が苦手で敬遠する子もいるんだろうなぁ。 (★★★☆☆)2020/02/22
ティス@考える豚
2
生物面白いですね。浅く広くだから、私のような無学な者でも、わかりやすいです。生物ってなんか親近感がふつふつと湧く仕組みしてるんですね。共生にも種類があり、カップルでいう夫婦かヒモか、とか。擬態にも、ヨーロッパの権力闘争にも似た騙し合の構図だとか、中々勉強になりました。ただ、ホルモンやら酵素やらは少し複雑だったので、理解しきれていない部分があります。もっと勉強しよう。2012/05/08
井の中の蛙
1
高校では物理と化学を選択して、生物は基礎までしかやっていなかったので、読んで生物をさらってみた。かなりアバウトではあるが、高校生物の概観を楽しくつかむことができた。受験が終わったら、ブルーバックス「アメリカ版大学生物学の教科書」を読んでさらに理解を深めたい。2021/06/14
読み人知らず
1
なかなか分かりやすくていい本でした生物をもう一度やり直すのに時間がない人にもオススメかも2008/12/03
コンユウ
0
高校は物理・科学だったので新鮮。「生物と無生物のあいだ」でわからないところが説明されてて良い。教科書って広く浅く説明してくれる良書だよね2011/10/18