目次
1 MARS・ANGEL(春;夏;秋;冬)
2 夜桜お七(恋宿日記・PART 1;疾風お七;お七うとうと;あかきゆめみし;夜桜お七)
3 はてなしの薔薇(「はてなしの薔薇」によせて;陽炎気分;ほっと、いてよ ほか)
著者等紹介
林あまり[ハヤシアマリ]
1963年1月10日東京・渋谷生まれ。’78年、日本基督教団頒栄教会で洗礼を受ける。’81年、恵泉女学園高等学校卒業。故・前田透主宰「詩歌」に入会、解散まで所属。’85年、成蹊大学文学部日本文学科卒業、「鳩よ!」(マガジンハウス)でデビュー
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感想・レビュー
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nonたん
19
同年代の方だから、共感するとこいっぱいあるんだろうなぁ……えーと………なんやねん……笑うしかないな。モノスゴイ迸る情熱なのか、切れているのか。うん…なんとなく思っていたけど、女性は弾けてしまうと手がつけられない!男性などそのへんにポイっと捨てられている。私が大好きな坂本冬美さんの夜桜お七の歌詞はこの方がお作りになられました。なるほど納得です。2014/08/31
かみしの
7
性というのは文学になりがちなのだけれど、林あまりの場合はコミカルに半分ギャグのようになる。一昔前のJpopというか、冬の駅で分厚いマフラーに顔をうずめて恋人を待つトレンディドラマというか、少女漫画というかとにかくそういった虚構が満ち満ちている。〈生理中のFUCKは熱し血の海をふたりつくづく眺めてしまう〉未だにこの歌は強さを失っていないと思う。〈なにもなも派手な祭りの夜のゆめ火でも見てなよさよなら、あんた〉さすがは作詞家にして演劇人とでも言わんばかりの歌謡チックな世界観は、やはり独特だなと再読しても思う。2017/02/04
sa-ki
2
著者の第一歌集。「生理中のFUCKは熱し血の海をふたりつくづく眺めてしまう」に代表されるように、思わずおおっ!となる過激さ。そして、どことなく漂うバブル感。(1987年刊だものね) 「夜桜お七」は後に坂本冬美に詞を提供した同名曲の原型かな?2014/07/30
knsh
1
祈れずにいたひとつのことを声に出し立ち上がれば目に光が戻る2015/04/30