目次
第1章 コロンビア号の空中分解事故
第2章 コロンビア号事故調査報告書
第3章 NASAの組織文化から見た事故原因
第4章 宇宙政策の転換
第5章 チャレンジャー号爆発―一九八六年
第6章 アポロ計画―なせば成る
第7章 CAN DO文化の象徴
著者等紹介
沢岡昭[サワオカアキラ]
1965年北海道大学修士課程修了。現在、大同工業大学学長、宇宙航空研究開発機構技術参与(非常勤)、理学博士。その間、米国アリゾナ大学客員助教授、ニューメキシコ工科大学客員教授、東京工業大学教授、文部省(当時)宇宙科学研究所併任教授。1970年より衝突による衝撃超高圧力を利用した材料合成の研究を行い、国内外からの授賞多数。1979年に宇宙開発事業団嘱託として、毛利衛氏搭乗のスペースシャトル利用プロジェクトに参加して以来、多くの宇宙実験プロジェクトに参加し、現在では、2007年頃完成予定の国際宇宙ステーションの産業利用プロジェクト責任者を務めている
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感想・レビュー
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suica
0
アメリカのすごいところは事故が起きた時にすぐに強力な権限を付与した事故調査委員会を設置して原因究明に当たらせるところ。しかも調査委員会は組織外の人間で構成され、当事者には内部調査を禁止するという徹底ぶり。当事者に任せると組織に都合の良い結論を導くことが多く解決に繋がらないだけでなく外部調査の妨げになるからだそうだ。2013/09/29
radish
0
コロンビア事故調査報告書の内容を軸にチャレンジャー事故、アポロ13号事故におけるNASAの危機管理と組織文化について解説。なのだが、結論としては組織文化が変えられないということだったのだろうか?2013/06/15