内容説明
植物観察というと、野山に出かけてするものと思っていませんか?いえいえ、公園の花壇や街路樹で、庭やベランダの草木はもちろん、食卓にのぼる野菜や果物でも、植物観察ができるのです。チューリップやスイセン、貝割れダイコンやミカンを、あなたは本当に知っていますか?「うそっ!」と「ほんと?」を見分けながら、植物の見方の本質を教えます。
目次
花(キキョウの花は上から順に下の方へ咲いていきます;ギンパイソウの花梗は変わりもの! ほか)
実(イチジクの実は二年かけておいしくなります;イネの種蒔きは水の量が非常に大切です ほか)
茎(アサガオは蔓が左に蕾が右に巻いています;ウンリュウヤナギは関節以外で曲がる変わりものです ほか)
葉(アキニレの葉はあとで出たものの方が大きくなります;イチョウには切れ込みの深い葉と浅い葉があります ほか)
著者等紹介
室井綽[ムロイヒロシ]
1914年、兵庫県赤穂に生まれる。1938年、盛岡高等農林学校(現、岩手大学農学部)卒業。1962年、農学博士。現在、富士竹類植物園長、兵庫県生物学会名誉会長、姫路学院女子短期大学名誉教授。研究分野は、竹の分類、植物の生態
清水美重子[シミズミエコ]
1949年、大阪市に生まれる。子供のときに東京、京都、松江、奈良、神戸などに移り住むうち、それらの土地の植物に興味をもつ。現在、兵庫県自然環境保全審議会委員、兵庫県生物学会顧問、朝日カルチャーセンター(大阪、芦屋、川西)講師、NHK文化センター(大阪、神戸)講師、神戸新聞文化センター講師、協同学苑講師、緑花文化士
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