出版社内容情報
元・岩波の編集者が大学の先生に華麗な転身!60年代生れの著者が描く本作りの裏表。学生の疑問に答えた授業風景も読みどころ。
内容説明
アカデミックな堅実さが持ち味の岩波書店。しかし、そこに安住しては読者が広がらない…。伝統の厚みと、うつろいゆく読者の動向―狭間で葛藤しながらつかんだベテラン編集者の極意。
目次
第1章 時代をリードする黒子―編集者とは何か
第2章 テーマを深めて次の時代へ―現代メディアの中の出版
第3章 編集者のDNA―受けつがれる理念
第4章 著者は全人格をぶつけてくる―編集者の仕事
第5章 時代に楔を打ち込む―編集者の醍醐味
第6章 表現の自由を考える―出版をめぐる問題
第7章 問題意識はどこにある?―編集の現場から
著者等紹介
川上隆志[カワカミタカシ]
1960年生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。岩波書店に入社して単行本や岩波新書の編集を手がける。専修大学文学部助教授(日本文化論、出版文化論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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