感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
24
映像劇の作品を仕立てるための文章指南本です。さすがに一九六八年(私が生まれた年!)から版を重ねてきただけのことはある素晴らしさで、芸術のありようも分かりやすく書かれています。章で大きく括ったのちに節で細かく説明してくれていて、読みやすいです。優れた文章指南書(それが小説技法でも、詩についてでも、また論文・レポートについてでも)で、必ず言っているのが、ある程度までの美しさや整え方は、そこにルールと型がある。ということです。奔放をして輝くのは基礎があってのことなのでしょう。了解いたしました。同い年の本様。2015/11/06
とうゆ
16
映像作品におけるシナリオ作りの基礎を教えてくれる。物語のテーマ設定や起承転結の作り方などは、他のメディアにも参考になりそう。2015/02/24
紫羊
13
平田オリザの本をあれこれ読んでいるうちに突然シナリオのアイデアが浮かんだ。まずはシナリオの手法を学ぶところからと本書に手を出した。2021/06/26
ミヤト
8
よく物語に触れているものの、どのように演出や脚本が考えられているかはなかなか知る機会がなかったので面白く読めた。2021/05/01
ねこ
8
シナリオセンターのテキストと聞いて読んでみた。シナリオを実作するひとにはぴんと響いてくるものがあるのだろうなあ。一言でいえば、技術は大切、ただしもっとも重要なものは「眼」、ということかな。反論まったくありません。2017/03/28