空海・心の眼をひらく―弘法大師の生涯と密教

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784804611822
  • NDC分類 188.52
  • Cコード C0015

内容説明

伝説に包まれた真言宗の開祖を現代によみがえらせた、意欲的な評伝。

目次

人間と聖者―史実と伝説
俗世から山林へ
入唐求法
密教を伝えた祖師たち
対立するもの、一なるもの
曼荼羅とはなにか
密教の宣布
顕教と密教
社会へのはたらきかけ
方便を究竟とす
自然に帰る
永遠への飛翔

著者等紹介

松長有慶[マツナガユウケイ]
1929年和歌山県に生まれる。高野山大学密教学科卒業。東北大学大学院文学研究科インド学仏教史学専攻博士課程修了。高野山大学教授、学長、密教文化研究所長を経て、現在、高野山大学名誉教授、大本山宝寿院門主、高野山専修学院長。文学博士
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感想・レビュー

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Hiroki Nishizumi

1
密教について疎いので、空海の生涯とともに密教の概観あるいは断片的知識が得られて良かった。 例えば曼荼羅。曼荼羅とは本来、心像のこと。また曼荼羅の論理は99%だめでも1%取り柄があったら、仏になれる、というもの。 あるいは金剛。金剛は悟りの心がダイヤモンドのように堅固なこと。 また一番興味を感じたのは師資相承のあたり。「秘蔵の奥旨は文を得ることを貴とせず、ただ心をもって心に伝えるにあり、文はこれ糟粕、文はこれ瓦礫なり。糟粕瓦礫を受くれば、すなわち粋実至実を失う。」2012/06/01

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