消極性デザイン宣言―消極的な人よ、声を上げよ。…いや、上げなくてよい。

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消極性デザイン宣言―消極的な人よ、声を上げよ。…いや、上げなくてよい。

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784802510301
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C3055

出版社内容情報

情報科学分野の気鋭の若手研究者たちがたちあげた消極性研究会がお届けする、コミュニケーションとモチベーションをデザインするための術(SHY HACK)。研究会の色濃いメンバーが、最先端の研究成果、はたまた自身の奥深い経験談を語り尽くします。積極的になれないことややる気が湧かないことに悩む方、またはユニバーサルなシステムやサービスを設計したい方とって、大きな学びが得られる一冊です。

栗原一貴[クリハラカズタカ]
津田塾大学学芸学部情報科学科准教授、Diverse技術研究所上席研究員。
物議を醸すシステム開発を得意とする情報科学者。2012 Ig Nobel Prize winner。
多感な青春の日々を男子校と硬派体育会系で純粋培養させた彼は、もはや消極性研究者としての宿命から逃れることを許されなかった。それから幾星霜。何の因果か"秘境の女子大"こと津田塾大学でリケジョ育成に邁進中。
Twitter : @qurihara
Website : http://unryu.org

西田健志[ニシダタケシ]
神戸大学国際文化学研究科准教授。
アメリカ帰りの帰国子女というウェーイ中のウェーイな経歴を持ちながらもその後、中高一貫の男子校、大学の理系学部という恵まれた環境を経て、消極性の力に目覚める。現在は国際系学部のキラキラした学生を相手に消極性の伝道者として奮闘する日々。専門はインタラクションデザイン、特にコミュニケーションシステムの研究に従事。
Twitter : @takeshi_nishida
Website : http://www2.kobe-u.ac.jp/‾tnishida/index-jp.html

濱崎雅弘[ハマサキマサヒロ]
産業技術総合研究所主任研究員。
どちらかというと積極的なサイドの人種だが、消極的サイドへの深い愛情と知的好奇心が尽きない知の鉄人。魑魅魍魎の跋扈する消極性研究会における女房役、そして理性の要。ニコニコ動画における二次創作文化の解析など、コミュニティデザイン研究に興味を持つ。
Twitter : @hamham
Website : http://songrium.jp

梁瀬洋平[ヤナセヨウヘイ]
Unity Technologies Japan プロダクト・エヴァンジェリスト/教育リード。
慶應義塾大学メディアデザイン研究科付属メディアデザイン研究所/リサーチャー。
無限に歩けるバーチャルリアリティシステムや超人スポーツ、「誰でも神プレイ」シリーズなど錯覚とゲーム開発の知見を駆使して人を動かすシステムを研究。子供の頃から想定外の事態が起こるのが嫌いで、カプセルトイやおまけ付き菓子などを一切買ったことがなく、ストレス最小生活を心がけているという。
Twitter : @yoh7686
Website : http://bit.ly/yanace

渡邊恵太[ワタナベケイタ]
明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科准教授。
インタラクションデザイン業界の貴公子。『融けるデザイン』著者。根っからのシャイであるにもかかわらず、その洗練されたデザインの世界観に魅了される人々は後を絶たず、カリスマとして祀り上げられてしまう日々に困惑している。最高にモテフラグが立っているのに、本人には全く自覚がないのが彼らしい。
Twitter : @100kw
Webdite : http://www.persistent.org/

内容説明

コミュニケーションとモチベーションはデザインできる!情報科学分野の気鋭の研究者たちが送る、環境を「作り変える」ためのSHY HACKのススメ。

目次

第1章 「やめて」とあなたに言えなくて―一対一もしくは一対少数のコミュニケーション(告白;いち、に、いっぱいのコミュニケーション学 ほか)
第2章 考えすぎを考えすぎよう―人が集まるイベントなどにおけるコミュニケーション(大丈夫?;学会におけるコミュニケーションの促進 ほか)
第3章 共創の輪は「自分勝手」で広がる―複数人でのコラボレーション(共創と消極性;オンラインコラボレーションと消極性 ほか)
第4章 スキル向上に消極的なユーザーのためのゲームシステム(私の中の消極性;ゲームとは何か ほか)
第5章 モチベーションのインタラクションデザイン(人は基本的に消極的である;インタフェースデザインとは ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーぶる

8
「消極的」であることが良くないことだと思われているけど、積極的にも消極的にも良いところ、悪いところがある。面白いのが、消極的が悪いのではなく、消極的な人が辛い思いをしてしまう「環境」に問題があり、それを作り変えるshy hackを推していること。特に渡邊さんの「モチベーションのデザイン」が良かった。誰にでも消極的な面がある。それを踏まえていかにモチベーションを上げるか。自分が消極的だと思う人も、積極的だと思う人も読んでほしい。2019/06/01

mhsr

5
消極的な性格は欠点ではなく、環境の方を変えてしまえば誰もがストレスなく共存できるようになる、という提言。第一章が一番面白かった。アイデア次第で誰もがもっと生きやすくなる、という可能性を感じさせてくれた。消極的な人にも積極的な人にも読んで欲しい。2017/04/04

たいそ

3
「消極性はネガティブなイメージ」があるが、「人間は基本的に消極的。」確かに「機能の成熟」した家電製品の購入には「積極性やモチベーション」はないし、「なんでもないのに楽しい」と盛り上がるのに対して、自分は消極的側だと思う。 使いやすさだけでなく、使おうとしやすさ、やめやすさを考えるという「アプローチャビリティ」の話が参考になった。「積極性だけではなく、積極性と消極性の両方を考えることは、この世界に存在していることのしくみであり、長く付き合うためのデザインの仕組み。」2017/05/10

あさ

2
「積極的になれない」と思ったことのある人に刺さることの多い本。 言い出せないし、オロオロしていることを知られたくもないし、レベル上げに熱意はないけど上手くできない自分も嫌、みたいな話をコミュニケーションやゲームやルールやユーザーエクスペリエンス?で具体例入りで明るく伝えてくれます。 うぇーい、だけじゃないルートを考えてみるのは楽しいかもね、と思わせてくれて楽しかった。2024/01/08

mft

2
言いたいことは解るけど、出て来る例が「やり過ぎ」と感じてしまう2017/12/27

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