内容説明
季刊「ミリタリー・クラシックス」で大好評連載された兵器解説記事「まけた側の良兵器集」を一挙18編収録、さらに描き下ろしも多数掲載!
目次
水上艦艇編(扶桑型戦艦;大和型戦艦搭載兵器艦尾辺;レイテ沖の「大和」;改装空母「隼鷹」;重巡洋艦「青葉」;妙高型重巡洋鑑;航空巡洋艦「最上」;軽巡洋艦「夕張」;駆逐艦「綾波」「夕立」と三式弾;日本海軍の爆雷)
水中艦艇編(丁型潜水艦)
航空機・飛行機編(夜間戦闘機「月光」;九七式艦上攻撃機;艦上攻撃機「天山」;二式飛行艇;大艇奇縁に到るまで;キ八四 四式戦「疾風」;キ六四試作戦闘機;キ二一 九七式重爆撃機)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
3
まけた側=日本の兵器をイラストとコミックで解説するシリーズの三冊目。今回は艦艇と航空機のディテールをイラスト化する事で、写真ではわからない細かい事を目で見る事が出来るし、わからない事は「ここがわからない」と指摘する事も出来る。戦艦の測距儀(砲撃の照準を行うシステム)、重巡の探照灯(サーチライト)等その装備について、構造と機能を絵解きしてくれるのは、他に類を見ない内容。航空巡洋艦最上が水上偵察機11機を搭載する場合の配置を図式化したイラストを見ていると、確かに載せられるけど、これは無理だろうと思う。2023/03/30
六点
2
ディテールを描くことによって、事物に込められた真実を掘り起こそうとしている。日本人が「限られた予算」「限られた時間」「合目的的」を考究したら…日本人が凄いのか愚かなのかわからなくなってくる。2017/06/22
鈴木誠二
0
相変わらず圧倒的な情報量! じっくり見て&読んで堪能させていただきました。良兵器集と言いつつチャンと問題点も指摘しているところが実に良いです。【大艇奇縁】は不思議かつ良い話でした。2017/07/11