内容説明
ダークエネルギーの調査をしていたアメリカの軍事衛星が、彗星の尾に接近した後、地球に墜落する。通信が途絶える直前に衛星から送られてきた画像がとらえていたのは、廃墟と化した四日後のアメリカ東海岸だった。一方、ローマのヴィゴー・ヴェローナのもとに届いた古い頭蓋骨にも、四日後に地球が滅びるとの予言が記されていた。シグマフォースのペインター・クロウ司令官は、モンク・コッカリスたちを派遣し、ヴィゴーとその姪のレイチェルとともに、頭蓋骨の送り主がいるアラル海に向かわせる。その頃、死んだと思われていた母親の行方を探してマカオを訪れていたセイチャンが、何者かに拉致される。グレイ・ピアースとジョー・コワルスキは、セイチャン奪還のため北朝鮮の平壌に乗り込んだ。
著者等紹介
ロリンズ,ジェームズ[ロリンズ,ジェームズ] [Rollins,James]
1961年、イリノイ州生まれ。ミズーリ大学で獣医学の博士号を取得後、カリフォルニア州サクラメントで獣医を開業。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化
桑田健[クワタタケシ]
1965年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
98
最新刊です。上巻下巻の登録順が逆になってしまいました。話がものすごく大きくなってきています。場所はアラル海やモンゴル、マカオ、北朝鮮などと移動していきます。上巻では、セイチャンの生き別れになった母親を求めてマカオでのやり取りなどいつもながらノンストップシネマの状況です。2015/10/30
キムチ27
45
シリーズ8作目・・とはいえ0作やサイドストーリーもあるから、ファンで追いかける向きにはどんどん膨ませられるかも。ネタ切れもなくストーリーはまだ途切れ無!ダークエネルギーVsチンギスハン。衛星から送られた画像に衝撃!という一方でアラル海から発見された頭蓋骨。皮膚感覚といい、ぬるぬる感といい「有ってはなら無い感触」というだけでおぞましさ100%~地球儀を縦横無尽に駆け回るメンバーはいつもながら、グレイ・セイチャンはついに濃厚キッス・・一方、明かされる彼女の母の秘密・・九龍闇のメンバー、舞台は北鮮まで移るのだ☆2016/02/22
トムトム
40
今回はチンギスハーン!6:4でチンギスハーンは義経説を信じていたけれど、世界的には義経さんは知られていないのだなぁ。そしてモンゴルの英雄が日本人だ!なんて言ったら、モンゴルの人たちに絶対に怒られます( ゚Д゚)2020/03/18
み
29
さくさくと♪セイチャン母もスゴイです、血筋ですね。コワルスキさんの次は、グレイが最後だぞ、とか、言動に顔が緩みます^ ^上巻の最後で、まずは一息って展開です。下巻に行きます!2021/08/21
Ryuya Matsumoto
22
今回も下巻が楽しみ。科学の話はやっぱり難しい。あと、拷問とかほんとやめてまじで。2016/10/15